■売店のおみやげもぜひチェック

高崎だるまとコラボした、山にちなんだ珍しいだるまも新発売

 ロープウェイ山麓駅にある売店は、みなかみ町と群馬のお菓子や地酒といった名産品や、手ぬぐい、Tシャツなどの山グッズを取り揃えている。桐生織(きりゅうおり)という群馬産の織物による山ストールやネックゲイターもあり、生地に谷川岳の等高線をイメージしたデザインが描かれているというのがユニーク。

 また、2023年夏から販売されているのが、群馬の縁起物として知られる「高崎だるま」とコラボした谷川岳ロープウェイのオリジナルだるま。安全登山を願いながら山好きのだるま職人が手作りしたもので、青空のような爽やかなカラーリングが特徴。背中側に山にちなんだイラストが入っているのも購買意欲をかき立てる。

天然繊維による桐生織の山ストール。渇きやすく保温効果もありオールシーズン活用できる
谷川岳ロープウェイの施設情報

 

■谷川岳インフォメーションセンターにも立ち寄ろう

2021年オープンの谷川岳インフォメーションセンター。建材にはカラマツ材が使われている

 独特な環境を形成する谷川岳をより深く知れるのが「谷川岳インフォメーションセンター」だ。ロープウェイ山麓駅の近くにあり、徒歩でも行ける距離。展示室は無料で入館でき、谷川岳周辺の地形や地質、高山植物や動物に関する展示パネルは、子どもでも理解しやすいように、かみ砕いた内容で説明されている。

 また、カモシカやニホンジカ、イノシシ、ツキノワグマなどの骨格標本は、手に取って触ることができるというから驚きだ。ドーム型スクリーンでVR(ヴァーチャル・リアリティ)体験もでき、鳥の目線で山を見渡したり、雪解け水の一滴が川を流れていく様子を体感したり、アクティビティを疑似体験したりできるのもおもしろい。谷川岳の立体地形模型では、登山ルートや山の四季などの情報をプロジェクションマッピングとともに紹介。説明とともに山全体の地形を確認できるので、登山前の予習や、下山後の復習に最適だ。

骨の標本を触れる機会はそうそうない。それぞれの動物の骨格や、角や牙まで確認できる
谷川岳と周辺の山の立体地形模型に映像を投影しながら説明を聞くのでとてもわかりやすい
谷川岳のことがよくわかる谷川岳インフォメーションセンター

 

<おすすめルート>
谷川岳ロープウェイ山頂(天神平駅)→熊穴沢避難小屋→肩の小屋→トマノ耳→オキノ耳→谷川岳ロープウェイ山頂(天神平駅)
(所要時間:約5時間)

 

●【MAP】谷川岳ロープウェイ