■夏キャンプの地獄エピソード

⚫︎ゲリラ豪雨に見舞われる

夏は豪雨が多いので、キャンプでは雨対策をしておこう

 夏キャンプではしばしば雨に見舞われることがある。天気予報で確認していても夕立にあったり、突然のゲリラ豪雨に遭遇することも。夏キャンプでは雨対策をしっかりしておこう。

⚫︎雨でサイト内に水が侵入

雨対策をしてもサイト内に浸水してくることも

 ゲリラ豪雨や雷雨に備えて、川辺や湖畔サイトなどでは水位が上がって危険になる場所は避ける、タープとテントの行き来で濡れないように設営する、雨具を用意しておくなど、準備や対策をしっかりしておこう。危険だと思えば撤収、予定を延期するという勇気ある決断も必要だ。

 筆者も何度か夏キャンプで豪雨を経験したことがある。天気予報にない豪雨が降ってきて、テントやタープを工夫して設営していたものの、サイト内に水が侵入してギアがいくつか水浸しになる「地獄」体験をしたのだ。

汚れたギアは早く洗わないと傷んでしまう

 泥や水で汚れたギアは早く洗って干さないとカビてしまったり加水分解が進んでしまったりして傷む原因になる。撤収時に時間の余裕があればテントやタープを干して乾かし、汚れたギアを洗って拭いて収納しておこう。梅雨時期や夏キャンプでは、ギアを拭き上げるためのタオルを多めに持って行くのがおすすめだ。

 キャンプから帰ってきて、ギアの手入れをするのは疲れてしまう。夏キャンプの時はギアの濡れ、汚れ対策をしっかりするか、帰宅後に時間が取れるように日程を調整しておこう。

⚫︎食材が傷む

夏キャンプでは食材の管理を徹底しよう

 夏キャンプの敵は暑さだ。食材が傷まないようにクーラーボックスに入れるものの、保冷剤や保冷力が足りなくて十分に冷えていないことがある。肉や卵、乳製品や魚介類を持って行く場合は、十分な対策をしておこう。

 氷を保冷剤がわりに使うとクーラーボックスの中が水浸しになり、大事な食材が濡れてしまう「地獄」もしばしば起きるので、食材をジップロックに入れるなど水漏れ対策が重要。肉や魚などはあらかじめ冷凍して持っていくのもおすすめだ。

 食材の管理を誤れば食中毒を引き起こすことがあるので、途中で保冷剤を買い足したり、冷蔵庫が使えるコテージに泊まるのも一つの手段だ。快適に楽しくキャンプご飯を楽しむために、夏キャンプでは食材の管理を徹底しよう。

⚫︎とにかく暑くてやる気が起きない

夏キャンプはとにかく暑く、害虫に襲われることも

 夏キャンプでは場所によっては蒸し暑さや強い日差しにさらされて、とにかく何もやる気が起きなくなることがある。せっかく楽しみにしていたキャンプも暑さ対策をしておかないと楽しむことができないので、しっかり準備をしておこう。

 標高が高くないキャンプ場に行く場合は水に濡らして涼をとるタオルやポータブル扇風機、寝具に敷く冷感マットなどを持って行くなど工夫をしよう。冷房付きのコテージに泊まるのも、一つの手だ。

 また、夏は蚊やブヨなどの害虫が活発な季節。筆者は蚊に刺されやすい体質らしく、夏キャンプではよく刺されて痒い思いをしている。蚊取り線香や虫よけスプレーなど虫除けグッズもたくさん持っていき不快な思いをしないように対策しよう。虫除けスプレーによってはブヨを回避できないので、ハッカ油が配合された虫除けスプレーを準備しておくのがおすすめだ。