■中央線の新型車両400系 

 大阪メトロ(地下鉄)の東西路線のうち、その名のとおり市内中央を横断するのが中央線だ。2021年、中央線での新型車両導入が発表され、2023年6月に運行開始。それが400系である。

中央線新型車両400系

 デザインは、海外でも活躍する工業デザイナーの奥山清行氏。宇宙船をイメージした独特なデザインで、座席はロングシートが主ではあるものの、4号車には固定式クロスシートも設置。先頭車の連結面にはUSBポート付きのカウンターも設けられている。

 中央線の起点はコスモスクエア駅で、終点は長田駅。ただし、長田駅と奈良市の学研奈良登美ヶ丘駅を結ぶ近鉄けいはんな線と相互乗り入れをしているため、メトロと近鉄の両車両が走っている。

■谷町四丁目駅9号出口から大阪城公園へ

 ここでおさらいをしておくと、大阪平野は1600年ほど前まで海と湖があり、その境に半島のように突き出ていたのが上町台地だ。大阪城も上町台地の上に建てられた。

 大阪城の最寄り駅は、メトロでは森ノ宮と谷町四丁目。今回から数回にわたり、谷町四丁目駅からコスモスクエア駅界隈を紹介したい。

 大阪市のシンボルでもある大阪城は、1583年に豊臣秀吉が築城。しかし、1615年の大坂夏の陣で灰燼に帰し、現在の城郭は江戸時代に修築されたものだ。徳川時代の天守は数度の破損と修復をくり返し、現在の天守は1931年に再建されたものである。

昭和時代に再建された大阪城天守

 谷町四丁目の駅を降り、9号出口を出るとすぐ目の前にあるのが大阪歴史博物館とNHK放送局、そして古墳時代の法円坂遺跡だ。

再現された高床式倉庫

 遺跡では大倉庫群跡が発見され、大型の高床式倉庫が再現されている。近くには飛鳥時代の難波宮跡もあり、古代から大阪の中心地だったことが分かる。