日本百名山赤城山は、最高峰の黒檜山(くろびさん)を含む山々の総称です。都心から約2時間でアクセスでき、自家用車や公共交通機関で山頂エリアまで行くことができる場所です。四季によって変わる自然の景色に出会えるでしょう。現在、湿原地帯の「覚満淵(かくまんぶち)」ではレンゲツツジが見頃を迎えています。パワースポットの赤神社も巡り、心身を充電するハイキングに出かけましょう。

■山頂エリアの覚満淵ではレンゲツツジが見頃!

新しい木道沿いにレンゲツツジが咲いています

 赤城山の標高1,360メートルに位置する覚満淵。周囲約1kmの小さな湿原で、1周するのに約40分ぐらいです。標高が高いこともあり、気温は夏でも最高で約20℃程度と涼しく、夏でも薄手の羽織が1枚ある方が安心ですね。ここでは四季折々の高山植物や湿性植物を観賞できます。現在、オレンジのレンゲツツジが木道に彩りを添えています。

水辺に咲くレンゲツツジに多数の人がカメラを向けます

 対面に見えるオレンジが湖面に反射する光景が見られ、幻想的な光景に思わずカメラを向けてしまいます。多くの方が木道のハイキングをしながら「どこから撮ると、この感動が伝わるだろうか」とスマートフォンや一眼レフカメラを向ける様子が見られました。

■湿地帯では豊かな自然が見られる

白い花弁のクサタチバナも咲き始めました

 小さな湿原は「小尾瀬」とも呼ばれ、湿性植物と高山植物の宝庫です。湿原特有の様々な植物を見つけるのもハイキングの楽しみです。白い花弁のクサタチバナを見つけました。高さ30〜60cmほどの背丈で、初夏に咲く花です。

水辺にはクリンソウが咲いていました

 小川のすぐそばではクリンソウが小さな花弁をたくさんつけていました。高さ約40cmほどで、輪のように花がついているため、どの角度からも花を眺めることができます。他にも黄色の花弁のキンポウゲなども咲き始めていました。花を探しながら歩いていると、あっという間に時間が経ってしまいますね。

木道は一部破損しており注意が必要です

 注意点として、通行路は木道なのですが、修復している部分と破損している部分があります。何度も補修されたような箇所も見られますが、かなり老朽化している箇所もあります。いつも管理され、注意喚起はなされていますが、ご自身でも気をつけるに越したことはありません。

 木道は徐々に新しく取り替えられているようで、新旧の違いはすぐわかります。この木道はふるさと納税の使い道のひとつのメニューになっているとゲートに看板がありました。修復に協力したいと思えば、ふるさと納税で応援することも考えてみてはいかがでしょうか。