国土交通省は以前より検討を進めていた「新たな全国版図柄入りナンバープレート」を2022年4月18日から交付すると発表した。事前申し込みは3月22日からで、すでに始まっている。日本全国、47都道府の“花”をモチーフにしたデザインで、「元気の花を日本中に咲かせよう」ということらしい。

 ここであらためて、地域振興と観光振興等の観点からすでに導入されいる地域名表示のナンバープレート、いわゆる「ご当地ナンバー」、さらに「地方版図柄入りナンバープレート」に注目してみた。

 全国の「地方版図柄入りナンバープレート」を調べると、その中には“山”が描かれているものが多いのに気づく。デザインの主役となっているもの、さりげなく配されているもの……。国土のうち、山地面積が多くを占める日本。各地域の象徴的な山は、登山やアウトドア好きな人はもちろん、多くの人々に親しまれている普遍的な存在だからだろう。

■図柄入りナンバープレートとは 

 地方版図柄入りナンバープレートは、「“走る広告塔”として、地域の風景や観光資源を図柄とすることにより、地域の魅力を全国に発信することを目的」としているだけあって、各地域の山をモチーフにした図柄が多い。山以外にも海や湖、生き物たちなど、特徴的で魅力的な自然風景がデザインされているものの割合が目立つ。

全国版図柄入りナンバープレートのポスター(出典:国土交通省HP)

 当然、誰でも好きな地域名を自由に車に付けれるわけではなく、管轄している運輸支局・自動車検査登録事務所の地域名でしか登録はできない。