■扱いが簡単「アルコールバーナー」

アルコールバーナーと燃料アルコール

 ドラックストアなどで販売される燃料アルコールをバーナーに注ぎ、直接燃料に点火する。200mlの水を沸かすには10〜20cc、500mlなら30〜50ccのアルコール量が目安となる。

<メリット>
・燃料そのものを持ち運べるので、使用する分だけ計算して持参することができる
・ゴトクなどの器具も軽量でコンパクト
・外気温に左右されずに着火可能

<デメリット>
・火力は弱めなので、温まるのには時間がかかる
・使用中に火力の調整ができない
・アルコールがなくなるまでは燃焼し続ける必要がある(途中で消火できない)

<こんな人におすすめ>
荷物を軽くしたい、お湯を沸かせれば問題ない

■厳しい環境にも負けない「ガソリンバーナー」

ガソリンバーナー(ボトルにはガソリンが入っている)

 ガソリン(自動車に使うレギュラーガソリンや、灯油)の入ったヒューエルボトルにバーナーをつないで使用する。点火の際にポンピング(タンク内の圧を高める)作業やプレヒート(燃料を気化し易くするための予熱)が必要。また、着火直後は炎が燃え上がりがちなので注意が必要だ。

<メリット>
・寒い冬や長時間の連続使用にも火力が落ちない
・火力の調整が可能
・燃料費が安価

<デメリット>
・点火前にひと手間(ポンピング、プレヒート)が必要
・長細いので、持ち運びに嵩張る

<こんな人におすすめ>
冬や標高が高い山など外気温が低くなるときにも使いたい、長時間利用する可能性がある