毎年ガスバーナーやガス缶の事故が起きている。キャンプでも調理などで重要な道具だが、ガスは引火しやすく、間違った使い方をしていると大きな怪我や事故に繋がる恐れがある。

 今回はガス缶、ガスバーナーの使用上の注意点を紹介。初めてバーナーを使おうと考えている方だけでなく、今使っている方も再確認として、ぜひ参考にしていただきたい。

■ガス缶の選び方

ガス缶はバーナーと同一メーカーの製品を選ぼう(写真:yuta_021)

 ガス缶はガスバーナーと必ず同じメーカーの製品を使用するようにしよう。ガス缶の形は規格で決まっているため取り付けようと思えば、他のメーカーのものも合ってしまう。しかし、ガス成分が違ったり、同一メーカーのガスを使わずに事故が起きた場合、自己責任になってしまうため、必ず同一メーカーの製品のみを使用しよう。

 ただし、同一メーカーのガス缶を使っていても使い方によっては保証が受けられない場合があるため、ガス機器の取扱説明書をよく読んでから使用してほしい。

■使用できる調理器具

鉄板系は使用しない(写真:yuta_021)

 アルミやチタンのクッカーの使用は問題ないが、鉄板やスキレット、ダッチオーブンなど蓄熱性の高い調理器具の使用は基本的にNG。使っているときに輻射熱という、鉄板の熱でガス缶が温められてしまい、爆発を起こしてしまうからだ。実際にこのような事故が起きているため、気をつけよう。

 バーナーで鉄板などを使用する場合は、ガス缶とバーナー部分が管で繋がっている分離式のガスバーナーを使用しよう。