■6種を一気に試食してみた
ふくふくレバー缶6種の中身はこんな様子。ちなみに、右上の隅に配置したのは贅沢ネギ塩で、別日に撮影したものだ。
せっかくなので、それぞれの味の感想も書いておこう。ごく短めに。
1. ご褒美パテ/粗ごしで素朴。レバー特有の匂いあり。月桂樹がいい風味
2. おとなの焼肉味/甘みが少なくすっきりピリ辛。レバーの匂いやや強め
3. 至福のアヒージョ/味のバランス良く、レバーの匂いは弱い。ピリ辛
4. 贅沢ネギ塩/ゴマ油とネギが香しい。レバーの匂いはそれなり
5. 旨辛ッヤンニョム/辛さの中にうま味あり。レバーの匂いは弱い
6. 生姜香る時雨煮/砂糖しょう油の和テイスト。レバーの匂いは弱い
全品に共通するのは、レバー&ハツ本来の美味しさだ。むっちりと身が張って中身が詰まっているから食べ応えもある。レバー特有の匂いはもちろんあるけど、臭みはない。鮮度管理や血抜きの処理がいいんだと思う。
■栄養豊富な鶏レバーを非常食セットに
6種類の味付けの中で、僕がもっとも気に入ったのは「生姜香る時雨煮」だ。砂糖しょう油&生姜という和テイストが、疲れた身体にすっと馴染んでくれる。時雨煮のわりには味が濃くないので、缶汁まで残さずいただけるのもいい。とくにアウトドアシーンでは、食べ終わったあとの処理が楽になる。
ところで、今回このふくふくレバー缶を取り上げたのは、鶏レバーに含まれる豊富な栄養に気付いたから。タンパク質に鉄分、亜鉛、ビタミンAなどが含まれており、中でもビタミンAは、牛や豚のレバーより多く含まれている。ビタミンAは暗い場所での視力を保つ作用があるらしいから、登山などにはもってこいであります。
その昔、山でも栄養とカロリーがしっかり摂れる「ペミカン (肉やドライフルーツ、脂などを混ぜ合わせた携行保存食) 」の缶詰があったが、レバー缶はその替わりになりそうだ。さっそく非常食セットに加えておいた。