■都内最大級の花菖蒲園が広がる水と緑のオアシス「水元公園」
東京都内でも最大級の規模で花菖蒲が栽培されているのが、同じく葛飾区の「水元公園」。江戸川、中川に挟まれ、江戸時代に農業用水池として開発された小合溜に沿って広がる水郷公園。
水元公園で栽培される花菖蒲は約100種、14,000株。圃場も数多く、都内屈指の花菖蒲鑑賞スポットとして毎年、多くのひとが訪れる。
また、水元公園と堀切菖蒲園の2会場ではは6月18日(日)まで「葛飾菖蒲まつり」が開催されている。期間中の土日は2会場とJR亀有駅、金町駅、映画「おとこはつらいよ」でお馴染みの柴又帝釈天を巡回する京成バスの「かつしか菖蒲めぐりバス」も運行されているので、便利で、効率的に2つの会場で花菖蒲を鑑賞できる。
●施設概要
水元公園
〒125-0034
東京都葛飾区水元公園3-2
TEL:03-3607-8321
入園料:無料
開園時間:常時開園
●MAP
■もっと近くでじっくりと見たい「しょうぶ沼公園」
堀切菖蒲園、水元公園のある葛飾区の隣、足立区にも花菖蒲のスポットがある。その名もずばり「しょうぶ沼公園」。JR北綾瀬駅前、幹線道路と住宅街に囲まれた一角に地域の憩い場として親しまれている。
規模はそこまで大きくはないが、多くの品種を鑑賞できる。圃場内には木道が整備されているので、手を伸ばせば届くほどの距離まで近づいて鑑賞できる。
●施設概要
しょうぶ沼公園
〒120-0006
東京都足立区谷中2-4-1
TEL:03-3880-5239
入園料:無料
開園時間:常時開園
●MAP
ひと言で菖蒲の花といっても色や形、模様など千差万別。系統によっても個性が色濃く、いくら見ていても飽きることがない。江戸の風流を今も受け継ぐ花菖蒲の文化。ひとたび菖蒲園を訪ねてみれば、自分好みの品種が見つかるはず。梅雨の楽しみが増えそうだ。