港などでよくみる運搬用のコンテナ。このコンテナに宿泊できるホテルが現在注目を集めている。コンテナホテルとよばれ、専用に開発されたコンテナモジュールを客室にしたユニークなホテルである。ユニークな見た目もさることながら、泊まってみるととても快適!
家族旅行にもビジネスにもおすすめできるポイントがいくつもある。今回は、北関東を中心にコンテナホテルを展開する、HOTEL R9 The Yardに泊まった感想をまとめてみた。夏休みや連休の宿泊先に検討してみてはどうだろうか?
■ロードサイドに突如現れるクールなコンテナホテル
今回、筆者が利用したのは栃木県矢板市にある、HOTEL R9 The Yard 矢板のデラックスツインルーム。関東と東北を結ぶ大動脈・国道4号線沿いにあり、周辺には店も多くにぎやかな場所に位置している。ロードサイドに黒いコンテナがならぶ光景はなかなか圧巻だ。
敷地内にあるフロントでチェックイン。受付にはスタッフの方がおり、チェックインの端末の操作方法を丁寧に教えてもらえた。端末もタッチパネルを使用していてとてもスムーズ。
フロントには、コーヒー・紅茶が用意され、軽食の冷凍ピラフ・冷凍パスタがあり、宿泊利用者は無料で利用可能なのでとても助かる。今回は、一番大きなデラックスツインルームに滞在した。
■無機質なコンテナ内は広々快適ルーム
クールで無機質なコンテナの中には、心地よい空間が広がっている。「本当にコンテナの中?」と思うほど素敵な室内。4人が座れるダイニングテーブルがあり、横には壁づけテレビがあるので自宅のようなくつろぎ空間を満喫できる。
ダイニングテーブルが大きめなので、ガイドブックを広げて「明日はどこいく?」など、旅の予定を考えるのも楽しい。
■使いやすいミニキッチンと適度なサービス
ダイニングテーブルの横には自宅キッチンのような使いやすい水回りが完備。冷蔵庫だけでなく、電子レンジやIHコンロもあるので、ちょっとした食事ならコンテナ内で済ますことができる。
ちなみに、 HOTEL R9 The Yardでは軽食に冷凍パスタ、ピラフ、お茶類が無料でついてくる。もちろん、国道沿いなのですぐ近くにはレストランもある。中でも外でも、食事にはまず困らないので小さな子ども連れには大助かり。
旅館などではせっかく手の込んだ豪華な食事が出てきても、子どもは食べなかったり、大人は子どもが気になって落ち着いて食べられなかったりする。旅館やホテルで落ち着いて食べられる年齢になるまでは、自宅にいるような設備・サービスは非常に助かると感じた。