■まちに溶け込んでいく「おちゃらか」

  7月26日、まだ完全とはいえないが、なんとか形になった店に、ずっと一緒にがんばってきたスタッフを迎える。新しい店のシャッターを開け「新生おちゃらかの誕生だ。この歴史あるすてきなまちで腰を落ち着けて、これから20年続く店を作っていく」と心の中でつぶやいた。

お店の前オープン1ヵ月後の店頭でまちの匂いをかぐ
まだ雑然とした店内でお茶の支度をする

 再オープンからはや3ヵ月余りたった現在も、少しずつ店内を整え、外観もまちの風景になじむよう進化させている。

 朝、店の前の路地に出て大きく息を吸う。カモメの声が聞こえる。海が近い。近所の人が行き交う。「おはよう! 今日もがんばってるね」と声を掛け合う。今日も古き良きまち人形町の「個性的な日本茶店」の1日が始まる。幸せだ。

 第3章をスタートしたおちゃらかが進化していく様子をみなさんにも見てほしい。どんな物語が展開していくかは乞うご期待。よかったら人形町に足を運んでみてください。とても素敵なまちだから。

 

編集協力/田村広子、スタジオポルト

※この記事はTABILISTA「ステファン・ダントンの茶国漫遊記vol.60」(2020.10.26)に加筆修正を加え再掲載したものです。

 

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