無知ほど怖いものはないとよく言われるが、登山初心者も同じで、知識も経験も少ない登山初心者ほど怖いものはない。
筆者も現在では5年の登山歴があり、日本、海外とそれなりにたくさんの山に登り経験を積んできたつもりだが、始めた当初は知識がなく大きな失敗をいくつも重ねてきた。だが、失敗を繰り返し、痛い目にあって今では経験と学びを得た。
そんな登山初心者だった頃の自分にも聞かせたかった「登山で絶対やっちゃいけない4つのこと」を実際の失敗談と共に紹介する。これから登山を始める方はぜひ参考にしてほしい。
■水分補給、栄養補給はこまめにしよう!
登山を始めた当初はわざわざ止まって水分補給をするのが面倒で、登山中ほとんど水を飲まなかったり、食事もお昼におにぎり1〜2個で済ませていた。
だが、登山中盤になってくると汗で体内の水分は失われ、水もあまり摂っていなかったので脱水症状に近い症状でフラフラ。さらに、お昼を少量で済ませていたため、体力がほとんどなく歩くのもやっとで大変な思いをした経験がある。
登山は日常の生活と比べものにならないくらいのカロリーを消費するので、普段の倍以上の食事、行動食を何回かに分けて摂り、エネルギーチャージするのが大事だと学んだ。水分も同じで喉が渇く前に、こまめに補給するのが最適だ。
今では水分補給、栄養補給の大切さがわかったので、日帰りで往復6時間ほどのコースの際は最低2500mlの水を持って行き、食事や行動食はカロリーの高めの物を中心に持っていくようにしている。