■思わず目が丸くなる「濃霞山公園」
海岸沿いに位置する濃霞山公園は、城山から車で10分ほど。昭和9年に佐伯海軍航空隊が開隊し、当時の戦争遺跡が今でも数多く残る都市公園となっている。海軍航空隊が霞に漂う山姿を形容して「濃霞山」と表現した。
濃霞山公園は色濃く残る遺跡を間近で見学できる。弾薬庫にある「白い〇マーク」は、旧海軍において建物の最重要施設として空襲などから守るべき施設の位置づけであった。
濃霞山公園には唯一無二といえる見応えのある景色が待っている。東展望台から眺めることができるのは、巨大クレーンが動く造船所だ。巨大な船舶が小さな人間の手によって造られる様は、まさに圧巻である。