■高知から大歩危の絶景に四国山地を北上し、高松へ
旅の出発は高知駅から。高知県の中心地であり、酒好きな高知県民を象徴するのか、多くの居酒屋もある。4月は初鰹が旬を迎えるので、前泊をしてカツオでお酒を楽しむのもいいだろう。
高知駅を出発した特急南風はすぐに四国山地の山越えとなる。山間部ではエメラルドグリーンの吉野川を眺めながら鉄道旅ができる。途中の大歩危・小歩危付近では観光案内の放送もあり、沿線では一番綺麗な箇所と言われる。
四国山地を抜けたら、讃岐平野がある香川県へ。香川県では名物の讃岐うどんやオリーブハマチなどをいただきたい。高松駅周辺には多くの宿泊施設があるので、1泊目は高松へ宿泊とした。
■香川から愛媛は瀬戸内海への車窓
2日目の朝は香川から愛媛へ向かう。この区間は瀬戸内海に面しているので、瀬戸内海を見ながらの鉄道旅を楽しめる。ちなみに瀬戸内海は松山へ向かって右側の席だ。
多度津駅を過ぎたら、瀬戸内海スレスレのところを走行するので、まさに海の中を移動しているような錯覚を起こしてしまう。途中、石鎚山の麓と言える西条、しまなみ海道の入り口の今治も経由し、終点松山駅へ到着する。松山は道後温泉もあり、宿泊地としても最適だ。意外と鉄道旅は疲れるので温泉は癒される。