■松山駅で人気の駅弁を

駅弁を食べながらの乗車は旅を一段と楽しくさせる

 愛媛県は炊き込みご飯のことを「しょうゆめし」と呼び、郷土料理となっている。松山駅では醤油で炊いたご飯に鯛とあなごを載せた「松山名物醤油めしと真鯛あなごの弁当」(1180円)を販売。駅弁を購入するだけで鉄道旅も楽しいものになる。

塩麹で漬け焼いた鯛と甘い味付けのあなごが入り絶品の駅弁だ

 まさに車窓より団子と言ってはどうだろうか。醤油めしは子どもでも好きそうな炊き込みご飯。それに、上に載った鯛とあなごが豪華さを演出している。

■愛媛から絶景の四万十川沿いを通り高知へ

宇和島駅からは予土線で四万十川沿いを。ラッピングされた車両も多い
予土線では四万十川にいくつもかかる沈下橋が車窓から見える

 最終日は松山から宇和島経由で高知へ向かう。松山から宇和島までは宇和海沿いを進んで行く。車窓から所々海を見ることができる。

インスタ映えすると話題の下灘駅にも寄ることも可能だ

 宇和島駅から予土線に乗り、四万十川沿いへ。愛媛県内は平野を進んで行くが、高知県へ入ると四万十川に沿って走行する。

乗車中に人気の鉄道ホビートレインとすれ違った。予土線の最後尾車両からは鉄道ならではの景色も見られる

 車内アナウンスもあり、途中沈下橋などの箇所では説明をしてくれた。ローカル線だからこそ車窓をゆっくり楽しめるのも魅力の一つだと感じる。終点の窪川駅に到着したら、特急あしずりに乗り高知駅はすぐそこだ。

車窓からエメラルドグリーンの四万十川が鑑賞できる