●菅沼登山口から標高差847mを行く
ロープウェイを使わず、金精道路の菅沼登山口から登るルートもある。こちらは標高差で270mほど余分に歩く必要があるが、コースとしての歴史が古く登山者にも人気がある。五色沼を経由した周回コースは約6時間の歩程だ。
また、ロープウェイ山頂駅からは尾瀬の燧ケ岳(ひうちがたけ)を望む1周45分の自然散策コースと石仏群を巡る1周2時間の史跡散策コースが延びている。いずれも整備された散策路で観光客にも人気。季節によって高山植物も楽しめ、特に秋には素晴らしい紅葉も有名だ。
●丸沼高原をベースに登山&アクティビティ
登山ベースとなる丸沼高原には、森の中を空中散歩するツリーアドベンチャーやサマーリュージュ、オートキャンプ場、専用マットを敷き詰めたサマースキーコース、宿泊施設までが揃う一大エリア。ファミリーやグループでも登山だけでなく、様々なアクティビティを組み合わせて、楽しめる。泊まりは温泉もあるシャレ―丸沼へ。キャンプ用品も揃うオートキャンプ場でのステイも人気だ。
●山行プラン
ロープウェイ利用だが、この周回ルートは簡単ではない。しっかり準備を整え天候が良い時に臨みたい。本文にも記したが菅沼登山口からのルートも人気が高く、日光側の湯元スキー場を起点とするルートも距離は長いが登りがいがある。
●アクセス
電車なら浅草から出る東武線を経由したルートがオススメ。特急スペーシア号に乗り、東武日光まで行く。さらに路線バスで日光白根山ロープウェイ駅まで一本。車なら関越道を使い、沼田ICまで行く。ICを下りたら、国道120号を真っ直ぐ行けば到着する。
【soto 2019 vol.1 より再編集】
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