■SOHO周辺のアウトドアショップ
アウトドアショップがブルックリンで開店する一方、マンハッタンのSOHOでもアウトドアショップは存在するが、多くがアパレルに注力している傾向にあった。
●REI SoHo Flagship Store(アール・イー・アイ ソーホー フラグシップストア)
日本だと都市部にはL-Breathのような、主にキャンプ・アウトドア用品を多く揃えた大型店舗が数多くある。一方、マンハッタンで大型のアウトドアショップといえば、REI SoHo Flagship Store(アール・イー・アイ ソーホー フラグシップストア)だけだろう。
日本であればキャンプ用品が入り口から並び、キャンプ飯を意識した製品が数多く並んでいるのが一般的だが、REI SoHo Flagship Storeでは、入ってすぐハイキング用の水筒やマウンテンバイクが出迎えてくれる。
店員にキャンプ用品はどこか尋ねると、店の奥に案内された。店舗の奥一角に、小さくキャンプ用品の区画があった。
マンハッタン・ブルックリンは緯度としては青森あたりに位置しており、冬場はかなり寒い。ニューヨーク周辺のキャンプ場も閉鎖されており、キャンプ用品の需要はあまりないようだ。
キャンプブームの先端は、ひょっとすると日本なのかもしれないと感じた。
日本では、キャンプ用品店でしか見かけることのないLODGEのスキレットも、キッチンにオーブンが標準搭載されているニューヨークでは、スーパーなどで売られている。逆にキャンプ売り場は品揃えが少ないように感じた。
●キャンプ向けと言うより、街歩きを意識したTHE NORTH FACE
日本ではキャンパーに人気のTHE NORTH FACEも、現地では普段着として着られている。例えるなら、マスクを着けている人を探すより、THE NORTH FACE のダウンを着ている人を探す方が楽な状況だ。
ニューヨークではタウンユースとして人気なTHE NORTH FACEは、売り場もタウンユースを意識。少し値は張るが、飛ぶように売れていた。
当初はキャンプ用品を取り扱っているアウトドアショップを探していたが、マンハッタンではハイキングやタウンユースを意識した店が多いことがわかった。