ワークマンより、2022年秋に発売された、「レジストドームテント」。春に発売された「BASICドームテント」が進化した、「冬用ソロキャンプテント」だ。今回、実際に冬キャンプで使用してみたのでレポートする。

■ワークマン「レジストドームテント」とは

冬のソロキャンプ用テントとして販売されたレジストドームテント(写真:ワークマン)

 アウトドアブランドとして人気のあるワークマンから、2022年秋に発売された、冬用ソロキャンプテント。それがレジストドームテントだ。

 2022年春に発売された「BASICドームテント」に、冬用装備として、冷気の侵入を防ぐロングスカートが追加されたイメージだ。ロングスカートの取り外しはできない。

 また、付属のキャノピーポールの長さが約86cmから110cmに変更され、前室が高く快適になった。

 前室をつくることができるほか、天井ランタンフックが付いていたり、フロアシートには小物ポケットが付属されているなど、キャンプに便利な工夫が随所に施されていながら、5000円台という驚きの低価格を実現している。なお、販売はWEB限定となっている。

 主な仕様は下記の通り。

・価格:5800円(税込)
・本体:長さ200cm×幅85cm×高さ98cm
・ドア部:長さ105cm×幅105cm×高さ110cm
・重量:3.3kg
・ロープ:6本
・ペグ:25本
・メインポール:2本
・キャノピーポール:2本
・フライシート最低耐水圧値:2000mm
・フロアシート最低耐水圧値 :3000mm
・色:ブラック、カーキの2色

 今回、このテントでソロキャンプを行い、機能性などの確認を行った。2022年12月中旬、天気は晴れ、夜間の最低気温は3℃。フリーテントサイトを使用した。

■よかった点1 シンプルで組立てやすい

シンプルな部品構成で、組み立ても簡単(撮影:山下直人)
組み立てが完成したレジストドームテント(撮影:山下直人)

 インナーテントをポールに吊り下げ、フライシートをかけ、ペグ打ちする、というシンプルな作り。説明書を細かく読まなくても、簡単に設置ができた。前室作りを含めても、所要時間は15分。組み立てやすさについては申し分なかった。

■よかった点2 ロングスカートの冷気遮断効果 

今回採用されたロングスカートは、冷気の遮断効果抜群だった(撮影:山下直人)

 今回採用されたロングスカートの冷気遮断の効果について。

 通常、冬にキャンプをすると強く感じるテント下側からの冷気が、今回はまったく気にならなかった。想像以上に、冷気の遮断効果があるという印象を受けた。

 なお、外の最低気温3度に対し、テント内は暖房なしで終始11℃前後。いつもの冬キャンプと比べ、かなり快適だった。夜間に前室を閉じておけば、更に暖かかったかもしれない。