その名を知らない日本人は存在しない、といっても過言ではない名作『ぐりとぐらシリーズ』(作:中川李枝子、絵:大村百合子、出版社:福音館書店)。2022年度までの累計発行部数は2100万部を突破しており、幼い頃に誰もが一度は読んだことのある絵本だろう。

 絵本に登場する、あの、ふわっふわのカステラを、絵本のごとくスキレットで焼いて外で食べられたら! それこそ最高のキャンプ飯じゃないだろうか。

 しかし、コツや注意点がわからないとふわふわ感を再現するのはかなり難しいだろう。実際、何回もスポンジを失敗させた経験からくる「失敗しないコツ」を筆者が伝授!

■『ぐりとぐら』のカステラ、2つのレシピを紹介

 「手間をかけて完璧なカステラを再現したい」「なるべく簡単かつシンプルに作りたい」と意見が分かれそうなので、レシピはハイレベル&ローレベルの2つを紹介。ケーキ作りが趣味でもあるアウトドア女子の筆者が、シンプルかつ丁寧に解説していく。

必要な道具(ハイ&ロー共通)
・材料を運ぶためのタッパー/ジップロック 2~4個
・粉ふるいスキレット
・電動ハンドミキサー(ない場合は泡立て器)
・ゴムベラ
・ボウル2個
・アルミホイル

 スキレット/電動ハンドミキサーが必要だが、ない場合でも、100均で簡単に揃えられるので、手軽に挑戦することができる。量は3〜4人分、スキレットは直径20cm(10〜15cmの場合、材料を半分に。26〜30cmの場合、材料を倍に)。