■クラフトビールビギナー大歓迎の間口の広さ
年間約300万人が訪れ、登山者数世界一を記録するアウトドアの聖地、高尾山。その麓に2025年7月、クラフトビールを提供する「CRAFTROCK TAPROOM(クラフトロックタップルーム)」がオープンしました。
日本のクラフトビール文化を牽引してきた人気ブリューパブ「クラフトビアマーケット」の系列店で、醸造所が併設された店舗としては、東京・日本橋の「CRAFTROCK BREWPUB&LIVE」に続く2軒目となります。
高尾山の登山口へ続く小川のほとりにある風情ある建物をリノベした店舗は、高尾山に登ったことがある人なら「あそこか!」というほどお馴染みの場所にありますが、2階部分にサウナ施設「TAKAO36サウナTOKYO」があることでも大きな話題になっています。
■1日中飲んでも飽きないビールってどんな味?
クラフトロックタップルームの名前にも記される“タップ”とは、ビールを提供する注ぎ口のこと。
同店には合計8つのタップが設置され、定番ビールが4種、限定数量のゲストビールが3種、そしてノンアルコールのホップスパークリングウォーターも用意されています。
クラフトビールは豊富なビアスタイルと個性的な味わいが特長ですが、「7種類もあると、なにを飲んで良いのかわからない」と、尻込みしてしまうビギナーも少なくないはず。そこで、オススメの飲み方を店長の石田さんにたずねてみました。
「迷ったら自分の一番好きなビアスタイルから選んではいかがでしょうか。ビールはその日の一口目を一番美味しく感じるので、“一杯目はライトなもの”という固定概念に囚われすぎないでいいと思います」(クラフトロックタップルーム石田店長)
「それでも迷ってしまうなら」と、石田さんが勧めてくれたのが「ドリンク・オールデイ」です。
「『ドリンク・オールデイ』は、ドイツのケルン地方発祥のケルシュと呼ばれるビアスタイルで、飲みごたえと爽快感の共存を目指しました。“足りない部分はないし、足りすぎる部分もない”バランスの良さで、何杯でもお代わりしたくなります。間口は広いけどプライドを持った味わいに仕上がっています」(石田さん)
「ドリンク・オールデイ」のこだわりは、本場ドイツで使われる「シュタンゲ」という細長いグラスで提供されること。ビールが口の中へ一直線に流れ込むため、飲み心地がさらにスッキリ爽快に感じられます。登山で乾いた喉を潤すのに、これ以上ない選択です。
次に試飲したのは、アメリカンIPAの「オルタナティブ・IPA」。細分化し進化するIPAを再定義するべく開発されたビールで、苦くてクリア、そしてドライでアロマティックな仕上り。クラフトロックのスタンダードIPAとして支持されています。
「ドリンク・オールデイ」や「オルタナティブ・IPA」などの4つの定番ビールのほかに、限定のゲストビールが3種も用意されるのも嬉しいポイント。
取材時には、群馬県安中市松井田町の「木の花園」で収穫された梅を使い醸したサワーセゾンもラインナップ。果実由来のやさしい酸味が印象的な一杯でした。