アウトドアでの料理は定番になりがち。こだわったものにしようとすると材料が多くなり、夏場は特にクーラーボックスも重くなる。食材にこだわらなくても、冷蔵保存する必要のないお菓子を使ったレシピがあるのをご存知だろうか?  思ったよりお腹いっぱいになる手軽なレシピがあるので、紹介していこう。

■バズったレシピ!「じゃがりこ」で「ジャガアリゴ」

伸びがよく、楽しみながら食べられる

 フランスの郷土料理の「アリゴ」を、「じゃがりこ」でつくった「ジャガアリゴ」。バズレシピのリュウジさんがツイートしたことがきっかけで、大人気になったレシピだ。また、カルビー公式Twitterでも紹介され、担当者も納得の味。チーズの濃厚な味わいで、「うますぎる」の声が続出している。

材料
・じゃがりこ 1箱
・塩 ひとつまみ
・黒胡椒 少々
・さけるチーズ 1本

つくり方
1. 耐熱容器にじゃがりこを移す
2. さけるチーズを細かくさいて均等にのせる
3. 上から熱湯150ccを注ぎ入れ蓋をする
4. 2〜3分待った後に、割り箸でよくかき混ぜて完成

はじめは分離してなかなか混ざりにくいが、根気よく混ぜていると馴染んでくる

 ポイントは、とにかくよくかき混ぜること。フォークでもよいが、割り箸のほうが混ざりやすい。家でつくる場合は、電子レンジで温めると伸びを感じやすいだろう。

じゃがりこは一度耐熱容器に移して、食べるときに箱に戻すとよい

 じゃがりこの容器でつくるのはNG。なかには、そのままつくっている投稿などもあるが、じゃがりこのカップは耐熱性ではない。火傷しないためにも、耐熱容器に一度移してから調理することをおすすめする。

じゃがりこの種類によって、見た目も味も変わる

 じゃがりこは、さまざまな種類が市販されている。いろんな味を試してみると、毎回違ったアリゴが楽しめるだろう。

■子どもでもつくれる「ポテチオムレツ」

普通のオムレツのように見えるが、ポテトチップスが入っている

 ポテトチップスと卵でつくるオムレツ。オムレツは通常フライパンでつくるのが一般的だが、このレシピはフライパンではなく鍋を使う。鍋に具材を入れて、横でくつろいでいれば勝手に料理が完成するため、それほど手間がかからない。

材料
・ポテトチップス(お好みの味) 一袋
・ウインナー 3本程度
・ピザチーズ 適量
・卵 4〜5個

つくり方
1. ポテトチップスの袋を手で揉んで、中のポテトチップスを砕く
2. ポテトチップスの袋の中に、とき卵・切ったウインナー・ピザチーズを入れよくかき混ぜる
3. 鍋に水を半分くらいまで入れて、封をしたポテトチップスの袋を入れる
4. 中火で30分、予熱で10分
5. 袋をパーティー開けにして取り出して完成(熱いので火傷に注意)

水の量が少ないと上の部分が半生になる可能性もある。蒸発してお湯が減るようならその都度足そう

 ポイントは、しっかり湯煎すること。中まで火が通らないと卵が生の状態になるため、夏場は特に気をつけてほしい。取り出す前に一度中を確認し、火が通っていないようなら鍋のお湯を少し足して、再度湯煎しよう。

好みの食材を入れてアレンジできる。入れすぎると固まりにくいため要注意

 卵はさまざまな具材とも相性がよく、コーンやベーコン、ピーマンなどを入れても美味しい。また、ポテトチップスの種類を変えたり、コンソメや砂糖などの調味料を加えたりすると、また違った味を楽しめるだろう。

 ただ、水分の多い具材を入れると固まりにくいため、注意してほしい。