■インナーの代表格、ユニクロ「ヒートテック(極暖)」と比較検証してみた

 冬のインナーといえば、ユニクロのヒートテックが有名。キャンパーなど、アウトドアユーザーの中にも使用者が多く、度々比較されるている。

 そもそも、ヒートテックで使用されている素材とメリノウールには大きな違いがある。ヒートテックが、汗などの水分を含むと発熱する「吸湿発熱素材」を使用しているのに対し、メリノウールは保温に特化した素材であり、空気を多く含むことで、暖かさを持続している。

価格帯の似ている2つの商品を比較検証してみた(撮影:村澤彩代)

 今回は価格帯の似ているワークマンのメリノウールとユニクロの「ヒートテック(極暖)(以下、ユニクロの極暖)」を比較してみた。

⚫️素材

素材の違いもあり、ワークマンのメリノウールの方が毛羽立ちを感じた(撮影:村澤彩代)

 画像ではそれほどわからないが、ワークマンのメリノウールの方が毛羽立ちがある。また、伸びがよく、厚さは一般的なユニクロのヒートテックに似ていた。

 一方、ユニクロの極暖は透け感がなく、厚めの生地であった。

⚫️大きさ

ユニクロ ヒートテック(極暖)(右)のほうが少し大きい(撮影:村澤彩代)

 両方とも同じLLサイズで比較してみた。数回洗濯しているため、新品とは若干の違いはあるが、ユニクロの極暖の方が大きめに作られている。

 ワークマンのメリノウールは、自然素材のため洗濯などで縮む可能性もあるため、ワンサイズ大きめを検討した方がよさそうだ。洗濯するときは、ネットに入れることが推奨されている。

⚫️着心地

ワークマンのメリノウールはよく伸びて、着心地も軽い(撮影:村澤彩代)

 ワークマンのメリノウールは伸縮性があり、フィット感がよい。薄手素材で楽に着られ動きやすいため、登山などアクティブに行動したい方におすすめだ。

 一方、ユニクロの極暖はふわっとした着心地でインナー感が少ない。薄手のTシャツのように着ることができ、アウターの下などから見えても違和感がない。着込むのが苦手な方にもよいだろう。