■皮は頭から剥いてる? それともお尻から?

左は頭から、右はお尻から剥いたもの。違いは歴然!

 皆さんはミカンの皮を頭から剥いていますか。それともお尻から剥いていますか?

 筆者は生まれてこの方、ずーっとミカンをお尻から剥き続けてきたのですが、頭から剥くと中の白い筋が残りづらいとのこと。

 試してみると、あら不思議。かなりきれいに剥けちゃいます。これ、和歌山では常識なんだそうです。

和歌山剥きは、まずお尻側からミカンを4等分にする
続いて中身を下から上に向かって剥く。つまり、ヘタ側からお尻側に剥くことになる

 和歌山県民の多くが使う「和歌山剥き」と呼ばれる方法は、この剥き方のアレンジバージョン。ヘタを下にしてお尻側から皮ごとミカンを4つに割り、中身を下側から皮に沿って剥がします。ヘタ側から剥く工程を4等分にして行うイメージで、より素早く綺麗に剥くことができます。

田辺市内は至るところでミカンに出会える。サイクリングもおすすめ

 この白い筋は、「アルベド」と呼ばれる維管束。ミカンの血管が束になったようなものをイメージしてください。食物繊維と毛細血管の強化作用がある「ビタミンP」を含んでいるため、とらずに食べた方が体にはいいみたいです。

 なんて言ったら、元も子もないか…。

売り場ではおおいに迷ってください!