・収穫されてお店に並ぶミカンは毎日変わるので、その日のおすすめをお店で聞いてみること

・箱で買う場合はできれば味見をさせてもらうこと

 以上が、旅先で美味しいミカンにたどり着くための近道だそうです。

 シンプルに甘いのが好きか、はたまた適度な酸味がある方が好きかは、各々の好み次第。お好みの味を見つけたら、そのエリアや生産者を指名買いし続けるのも地元民のスタイルです。

 普段使いのスーパーや八百屋では、そこまで細かくエリアや生産者で選ぶことはできませんが、産地の近くを訪れた時ならではの選び方ですね。

田辺市内でも「上秋津」は特に美味しいミカンができることで知られるエリア

■日常的に使える甘いミカンの見分け方

産地プラスアルファのポイントも押さえましょう

 続いては、普段も使えそうな甘いミカンの見分け方について店員さんに伺ってみました。

 結論から言うと、見た目だけで見分けるのはとても難しいそうです。しかし、品種や個体差もあるので一概には言えないけれど、という条件付きで甘いミカンの特徴をいくつか教えてもらいました。

1:色が薄いものより濃いもの

2:横から見た時にまんまるよりも少し楕円形

3:大きいものより小さめのもの

4:ヘタの切り口が太いものより細いもの

左がS、右がLサイズとして販売されていたもの
形の違いは品種にもよるので一概に言えないところではある。右はたんかん

 さらに取材時には見つけられませんでしたが、お尻の皮の表面がツルッとしたものよりも多少ゴツゴツしている個体の方が甘い、というご意見もありました。

 これくらいの見分け方であれば、日常の買い物でも参考にすることができそうですね。

田辺市のミカンについてより深く知りたければ「秋津野ガルテン」に足を運んでみよう
地元のミカンを活用した、さまざまなお菓子や加工品が手に入る