いま、スキー場は滑るだけの場所ではなくなってきている。食事、アクティビティ、宿泊、観光などを組み合わせて、スキー場は冬の旅の目的地として新しい価値観が生まれつつある。

 スキーやスノーボードをしなくても雪を楽しむアクティビティがあったり、ゴンドラやリフトに乗って、スキー場にあるカフェで景色を眺めるだけでも非日常を味わえる。その土地でしか体験できないグルメや温泉、文化に触れるのも旅の魅力。リゾートならではの豪華なホテルや雰囲気のある旅館でゆっくりと過ごすのもいいだろう。この特集ではスキー場をメインとしながらも厳選されたスノーリゾートを紹介していく。

■軽い雪が豊富に降り積もる恵まれた自然環境

 斑尾高原スキー場は、長野県飯山市と新潟県妙高市にまたがる斑尾山の山麓に広がるスキーリゾート。上信越道・豊田飯山ICから10㎞、北陸新幹線のJR飯山駅からバスで30分の位置にある。

 ICや駅からスキー場に近づいていくと、標高がどんどん上がっていることを実感できる。その感覚があるからこそ、質量ともに文句なしの雪が約束されるのだ。ゲレンデはベースから全体が一望できる一枚バーンで、バリエーション豊かな全30コース。さらに隣接する「タングラムスキーサーカス」との共通リフト券を利用すれば、あわせて49コースというビッグスケール。

■ツリーランでマダパウを満喫

 豊富なコースバリエーションは、多様なニーズを満たしてくれる。小さな子どもが雪遊びをする環境も充実。その一方で、パウダースノーを堪能するための非圧雪コースが多数あり、林の中を滑れるツリーランコースも豊富に揃う。斑尾でツリーランにハマるスキーヤー、スノーボーダーも続出している。

 このスキー場に降るフカフカでライトな天然雪は「マダパウ」と呼ばれている。例年、積雪量が多く、暖冬であっても斑尾高原だけはしっかりと雪があるという傾向もみられる。

 せっかくなら、1泊、2泊と滞在して滑りたい。ベースに直営ホテル「斑尾高原ホテル」「ホテルモンエール斑尾」があるほか、近隣に各種宿泊施設が点在し、オーナーこだわりのペンションや、コスパの良いホテルが多いのも魅力だ。

■見どころガイド

【宿】Stay:ゲレンデベースにある2つのホテルでリゾート滞在を楽しむ

ゲレンデ目の前三角屋根がヨーロッパの山岳リゾートを思わせる

 格式を感じる「斑尾高原ホテル」は、スキー場のシンボル的存在。三角屋根が特徴で、ゲレンデの目の前にあり、アクセス抜群で眺望も抜群。ホテル内では自家天然温泉が楽しめる大浴場があり、日帰り入浴も可能だ。

 また、洗練された雰囲気の「ホテルモンエール斑尾」もゲレンデに直結。そのほか、周辺にはペンション街があり、それぞれ個性豊かな宿が数多くある。

斑尾高原ホテルの客室からは素晴らしい眺望が広がる
日帰り入浴も可能な斑尾高原ホテルの温泉施設

斑尾高原ホテル
〒389-2257 長野県飯山市斑尾高原11492-321
TEL 0269-64-3311
https://www.madarao.jp/hotel
料金:1泊 \14,800~(2名1室利用時・1名あたり、朝食付き)

斑尾高原温泉(日帰り入浴)
料金:大人900円 小学生600円
営業時間:12:00~22:00

【滑】Ride:雪が軽くフワフワ  話題のツリーランにチャレンジ

斑尾高原スキー場の名物コース「パウダーウェーブⅡ」
ツリーランエリアは適度に間伐されパウダー初級者でも滑りやすい

 斑尾高原スキー場はそれぞれのレベルに対応したコースを揃える。斜面バリエーションの豊富さに加え、雪質の良さがファンを増やす要因だ。そのため、“マダパウ”と呼ばれる天然パウダースノーを楽しむためのコース設定に力を入れている。非圧雪コースはもとより、「パウダーウェーブⅡ」「SAWAエリア」などツリーランコースは日本屈指の充実度。ビギナーがトライしやすいコースもあるので今シーズンはチャレンジしたい。