いま、スキー場は滑るだけの場所ではなくなってきている。食事、アクティビティ、宿泊、観光などを組み合わせて、スキー場は冬の旅の目的地として新しい価値観が生まれつつある。

 スキーやスノーボードをしなくても雪を楽しむアクティビティがあったり、ゴンドラやリフトに乗って、スキー場にあるカフェで景色を眺めるだけでも非日常を味わえる。その土地でしか体験できないグルメや温泉、文化に触れるのも旅の魅力。リゾートならではの豪華なホテルや雰囲気のある旅館でゆっくりと過ごすのもいいだろう。この特集ではスキー場をメインとしながらも厳選されたスノーリゾートを紹介していく。

■10エリアに広がるフリーライディングゾーン

 ロッテアライリゾートにはバリエーション豊富なコースが14本、ピークから山麓まで最長滑走7000mのロングクルージングを可能とするビッグリゾート。コースをめぐるだけでも満足のいく滑り応えだが、アライを滑るとなればゲレンデの大半を占めるオフピステエリアは外せない。10エリアも用意されたフリーライディングゾーンは、自然地形に積もったパウダーをそのまま味わえる至極のオフピステエリア。

 なかでもパウダーフリーク垂涎のポイントが、ゴンドラとリフトを乗り継ぎスキー場最上部から大毛無山へとハイクアップして楽しめる大斜面だ。ハイシーズンには遮蔽物のない広大なオープンバーンにたっぷりの雪が積もり、妙高エリアならではの超豪雪パウダーランを味わえる。

■ラグジュアリーなホテルをベースに、アクティビィティや温泉も満喫

 雪遊びを楽しめるキッズゾーンや圧雪車に乗車する体験など、ファミリー向けのアクティビティも充実。アクティブ派にはスノーラフティングやスノーシューでの雪上ハイキングもおすすめ。幅広い層が冬の旅を存分に満喫できるプランが豊富に用意されている。

 ホテルはゲレンデ直結となっており、スキー、スノーボードをするにも便利。日帰り利用もできる温泉施設「星空温泉」もある。地下1750mから湧き出た天然温泉は肌触りがよく、開放的な露天風呂で湯浴みしながら星空を眺めるリラックスした時間は贅沢なひとときだ。

 リゾートへのアクセスは上信越道・新井スマートICから10分ほどの距離でアクセスも抜群。北陸新幹線・上越妙高駅からシャトルバスも利用可能。

■見どころガイド

【宿】Stay :総合リゾートホテルで充実した滞在を体験

ヨーロッパの山岳リゾートを思わせる落ち着いた室内のデザイン

 圧倒的な規模と積雪量を誇るロッテアライリゾートを満喫するなら、スキー場の麓にある「ロッテホテルアライ」での滞在がおすすめ。

スキー場に隣接しスキーイン、スキーアウトも可能なロッテホテルアライ

 カジュアルな雰囲気から本格的な山岳リゾートのラグジュアリータイプまで、さまざまなタイプの客室が揃い、それぞれのスイタルに合わせて滞在を楽しむのがいいだろう。スーペリア、デラックス、スイートのほか、ファミリーに人気のキャラクタールームもある。

温泉のほか、ジム、プール、スパなど充実した施設がそろう

ホテル ロッテアライリゾート
〒944-0062 新潟県妙高市両善1966
TEL 0255-75-1100
https://www.lottehotel.com/arai-resort/ja

料金:1泊 \15,510~(2名1室利用時・1名あたり、サービス料込、朝食付き)

 

【滑】Ride:自然との一体感を味わえる豪快なフリーライディングゾーン

まるでバックカントリーエリアのような気分を味わえる大迫力

 スキー場山頂部は天候に恵まれたら日本海を見渡す絶景が広がるロケーション。ベースに続くロングコースをたどりながら、途中でフリーライディングゾーンでパウダーを楽しむのもいいだろう。

フリーライディングゾーンでは妙高エリアの豊富な積雪でパウダー三昧
山頂から麓まで続くロングクルーズを堪能

 大毛無山にハイクしてロングクルージングを楽しむのもおすすめ。フリーライディングゾーンは積雪や天候の状況によっては閉鎖されるので、スキー場のHPやSNSをこまめにチェックするのがいいだろう。