●調理方法4. レンジでチン:自宅で少量なら一番おすすめ!

誰でも簡単に再現できる、レンジでチンする方法(撮影:fudo2020

 続いてはレンジでチン。こちらも尾西食品のHP(下記)を参考にした。今回は、深めの容器にはレンジ対応のプラスチックコンテナを用いたが、吹きこぼすことなく調理できた。鍋に比べて、手間や洗い物が少なく調理しやすかった。

1. 深めの器(どんぶり等)にアルファ米1袋分(100g)と水([1]170ml,[2]120ml)を入れ、よくかき混ぜる
2. ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600Wの場合)で4分加熱する。
3. 電子レンジから取り出し、よくかき混ぜて再度ラップをかけて3分半蒸らす。
4. 水気を飛ばすため、ラップを外し、かき混ぜてから電子レンジ(600Wの場合)で30秒加熱する。
5. 電子レンジから取り出し、最後にかき混ぜてでき上がり。

※詳しくは、尾西食品HPにてご確認ください。

 味やにおいは鍋で炊いたものとの違いはなく、食感と粘り気が好みに仕上がっており、今回試食した中で最もおいしいと感じた。

 どの家庭でも再現できる可能性は【鍋・レンジ・炊飯器】のなかで最も高いだろう。手間も少ないので、自宅で少量のアルファ米を調理する場合は、レンジでチンをおすすめする。

【レンジでチンする方法のおすすめシーン例】

1. 自宅で少量を、よりアツアツにおいしく食べたい場合

●調理方法5. 炊飯器で炊く:慣れが必要だが、大量に作りたい場合は〇

炊飯器で炊く方法は、慣れればまとまった量のおいしいご飯が簡単にできる(撮影:fudo2020

 炊飯器で炊く方法は、アルファー食品HPで紹介されていたものを参考(下記)に、アルファ米1袋と水200mlで炊いてみた。やはり炊飯器は手間が少なく、保温機能もあるので便利さは勝る。炊きあがるまでに20分程度かかり、調理時間はレンジや鍋よりも長い。

【準備】 炊飯器の設定
・白米を早く炊く時の[早炊き][白米急速] [快速][高速]などに設定。機種により、メニューやコースボタンを数回押すと選べる。
・土鍋IHタイプの炊飯器を使用する場合は、[おこわモード]に設定。
【調理方法】
1. 安心米の袋を開け、脱酸素剤とスプーンを取り出す。調味粉末がある商品は、調味粉末も取り出す。
2. 炊飯器に水を入れる。調味粉末がある場合は、先に水を加えよくまぜる。
3. 袋の中身を内釜に入れ、すぐにひとまぜする。
4. すぐに炊飯器のスイッチを入れる。つけ置きはしない。

※詳しくは、アルファー食品​HPにてご確認ください。

 まず蓋を開けて混ぜてみると、鍋底に少々こびりつき(焦げはない)が見られた。気になるにおいはなく、味は鍋やレンジ同様でおいしかったが、こびりつきがあった部分の米が固くなり、食感にむらがあった。

 今回は1袋のみ調理したが、炊飯器なら数袋を一度に調理できる。自宅で大量に作りたい場合は、炊飯器がおすすめだ。

【炊飯器で炊く方法のおすすめシーン例】

1. 自宅で大量に、よりアツアツでおいしいご飯を作りたい場合

 炊きたてご飯との比較だが、残念ながら米大好き人間の筆者の軍配は、(生米からの)炊きたてご飯にあがった。粘り気やもちもちした食感、甘味、香りがやはり違う。

 しかし、前述した通り【鍋・レンジ・炊飯器】で調理したものは、炊きたてのご飯にかなり近く、感動した。調理に慣れて、好みの食感や粘り気をうまく再現できれば、単一銘柄の炊きたてご飯に匹敵する可能性は十分にあると感じた。

 最後に今回のアルファ米試食から得られたもので、筆者が有益だと思った情報をまとめるので、参考にしてほしい。

・「水で戻したもの」はそのままでも案外おいしい。雑炊やチャーハンなどにも便利
・「お湯で戻す」場合は「保温」すると、もっとおいしくなる
・「鍋で炊く」方法は、アウトドアで試す価値あり
・失敗が少ないのは「レンジでチン」自宅で少量をおいしく食べたいときにおすすめ
・自宅で大量に作るときは「炊飯器」