食欲の秋だが、キャンプやバーベキューといったアウトドアではいつもの料理になりがち。そこで、アウトドアでも簡単に美味しい料理が食べられる「ホイル焼き」を紹介する。
■そもそもホイル焼きがどうしてアウトドア向きなのか
ホイル焼きは、アルミホイルに食材を入れて包んでおけば、クーラーボックスに入れて持って行ける。キャンプなどへ行く前に用意ができ、網の上で焼くだけで調理が完了する。面倒な調理時間を短縮できるのが最大の特徴。
しかもホイル焼きのレパートリーは多い。魚だけでなく、野菜や肉などアルミホイルに包むだけでさまざまな料理を作ることができる。汁物は溢れるため適さないが、食材から出た水分で本来の味を楽しめるのが魅力だ。
そして最大の魅力が、調理器具を使わないことにある。そのため洗う手間がかからず、使い終わったアルミホイルをゴミ箱に捨てるだけ。調理時間だけでなく、片付けの時間まで短縮してくれるのだ。アウトドアでは調理後の片付けが億劫になるので、手間を軽減できるのは嬉しい。
■鮭のホイル焼き
【材料】
・玉ねぎ 4分の1程度
・きのこ類 適量
・鮭 1切
・塩、こしょう(好みの調味料)少々
・バター 10g
【作り方】
①玉ねぎを薄くスライスしてアルミホイルに敷く
②スライスした玉ねぎの上に鮭を載せて塩、こしょうをする
③きのこ類を上に散りばめる
④バターを乗せてアルミホイルを包む
鮭の下に野菜を敷くことで焦げ付くのを抑えられる。気になる場合は、アルミホイルにバターや油を塗っておくと安心。
■かぼちゃのチーズグラタン
【材料】
・とろけるチーズ 適量
・小ぶりのかぼちゃ 2分の1
・ホワイトソース カボチャに入るだけ(缶入りの既製品を使うと時短できる)
・とろけるチーズ 適量
【作り方】
①半分に切ったカボチャのタネをくり抜く
②くり抜いたカボチャの穴の大きさに合わせてホワイトソースを入れる
③上からチーズを載せる
④アルミホイルで底部分を包み、上部は蓋にして被せる
⑤焚き火の中に入れて、弱火で様子を見ながら45分〜1時間後に取り出す
底部と上部(フタ)にアルミホイルを2つに分けて包むことで、アルミホイルを破らなくても焼き具合を確認できるので便利。
中身の具にはベーコンやアスパラなどを入れてもよい。ハロウィンにもぴったりのメニューだ。