いよいよ秋本番、連日の寒さで紅葉前線も一気に里に下ってきています。大手旅行サイト「じゃらんnet」の【全国のおすすめ紅葉スポットランキング】で、2020年以来、毎年日本一にも選ばれているのが信州伊那谷、長野県箕輪町(みのわまち)にある「箕輪ダム」、通称「もみじ湖」です。

 2022年も見事1位に選出された大人気のスポット。まさに紅葉のピークを迎えようとしている、その色づき具合と新着情報をお伝えします。

■2022年マイカー規制始まる! シャトルバスが運行開始

 近年、大人気のスポットだけに観光客が増えて道路が混雑して問題となっていました。

シャトルバス乗り場のある「竹の尾駐車場」そばの紅葉も見事でした

 今年から町は、混雑期と見込まれる10月29日~11月6日にマイカー規制を実施します。臨時駐車場から「もみじ湖」までの区間でシャトルバスを運行。駐車場の利用は事前予約制で、1台につき協力金1500円が必要となります。

もみじ湖マイカー規制とシャトルバスについて(箕輪町観光協会):https://reserve.minowa-town.jp

■すでに見頃! 今年も美しい紅葉が待っている

 一帯には約1万2000本の“もみじ”、主にイロハモミジが植えられていています。ピーク直前ということですが、すでに十分な美しさで目を楽しませてくれました。朝一番は控えめだった紅葉の色合いも、谷間に光が差し込むと燃えるような鮮やかさでした。もちろん、まだ緑の葉も多くありますが、不思議なもので隣の木同士、はたまた同じ木でも枝の位置の違いで紅葉の進み具合が違います。

有名な「もみじのトンネル」。まだ少し早いですが、紅葉している木もあります

 取材日は平日ということもあって、混雑もそれほどではなく、もみじ湖上流にあるスポット「竹の尾広場」「もみじのトンネル」「散策路」などをゆっくりと散策できました。

 箕輪ダムまでは車道を歩いて向かいます。写真映えする木を探してハイキングです。湖畔にはすでに赤く色づいた紅葉がありました。標高が低いダム湖周辺の方が少し色づきが早い印象でした。聞くところによると、冷気が通りやすい場所から赤くなるとのことです。