徐々に深まる秋。収穫の喜びや長い冬を迎える準備に忙しくも、移り変わる自然の光景に一喜一憂する。過ごしやすい気温と相まって、野外での作業や活動に勤しむ人たちにとってうってつけの季節だ。
新潟県妙高市、妙高山の麓で四季折々の変化を水面に映す「いもり池」。その湖畔に建つビジターセンターが、この春に旧施設を建て替えグランドオープンした。妙高高原のアウトドアアクティビティの情報発信基地として、新たな役割を担っている。地元在住の筆者がその魅力の数々をお伝えしたい。
■ゆっくり仕事も観光も楽しみたい! MYOKO BASE CAMPが誕生
雪解けとともにミズバショウが花開く春。新緑から深緑へと変わる生命感みなぎる夏。色づく山に収穫の喜びの秋。美しい雪化粧と豪雪の冬。それらを観察するベースとして好立地のビジターセンター。アウトドアショップやカフェも併設され、展示室には妙高戸隠連山国立公園の自然、動物たちと保護活動についても学ぶことができる。
さらにこの夏、隣接してテレワーク研修交流施設「MYOKO BASE CAMP」がオープンした。自然豊かないもり池湖畔に建つ洒落た外観。館内にはカフェやワーキングスペース、会議室などが用意され、Wi-Fiも完備されている。「パソコン1つあれば仕事ができるよ」という人には、とくにおすすめの場所だ。
妙高高原ビジターセンター:https://myokovc.com
■アクティブに楽しむなら「アルペンブリックMTBコース」 最新のフロートレイルを楽しもう!
仕事や観光の合間に、ちょっとアクティブに動きたい人にはMTB! 「アルペンブリックリゾート」の“MOUNTAIN PARK”がイチ推しだ。スキー場のコースや森の中に様々な大きさのジャンプ台やコブ、バンクが配置されたスムーズなコースが待ち受けている。浮遊感を味わえる“フロートレイル”と呼ばれている最近の主流になっているコース設計だ。
岩や切り株、木の根が取り除かれたクローズドコース、スピードをしっかりとコントロールすれば、安全に楽しめるだろう。
クラフトビールや軽食を楽しめる山麓のカフェには、子ども用から大人用までのレンタルバイクもある。一人でも親子でも、手ぶらで来てもいつでもトライできる。MTBコースの営業日は金・土・日・祝日で、現在は3コースがオープンしている。ジャンプコースの脇には迂回コースも用意されていて初心者でも安心だ。
これからコース内も紅葉していく。MTBで散策するような気分でMTBパークを楽しんでみてほしい。コースもさらに拡大予定。さらに熱気球体験やEVアクティビティーも充実させていくとのこと。アクティブ派には注目のエリアだ。