■川サウナと施設サウナとの違いって、なんだ?
そうは言っても、「わざわざ川までいってサウナってめんどくさくね? 虫もいるしさ〜。温泉施設のサウナで十分じゃん?」なんて思う人もいるだろう。
そんな人のために、施設サウナとの大きな違いだけ先に伝えておこう。
①開放感が段違い! 地球に生まれてよかった〜
②天然水掛け流しまくり! 頭からダイブできるって最高
③セルフロウリュし放題! 自分好みのハーブも楽しめる
④男女一緒に楽しめる! トークも弾んで長く入れる
⑤マイナスイオンたっぷりの外気浴。風が心地いい〜
⑥BBQや釣りや川遊びもできる! 1日たっぷり楽しめるぞ
⑦ととのいの“深度”が違う! 理屈じゃないヒーリング効果
これらに対する理由は今後の連載で詳細にお伝えしていくが、ここに羅列したもの以外にも多くのメリットが存在する。そもそもプライベートなテントサウナだから、施設のように見知らぬ裸のおっさんたちはいないし、黙浴や掛け湯などの細かい施設ルールも存在しない。サウナ内で横になったって、誰にも文句を言われないのもいい。
そこにあるのは圧倒的な「自由」だ。僕が今までやってきたような“川旅”でしか味わえなかった自由の世界が、今や誰でも気軽にできる時代になった。川サウナは、あくまでも川を楽しみ、自由を感じるための「旅の手段」のひとつだと僕は捉えている。
■さあ、自由への号砲を鳴らせ!
都会で溜めたヘドロのような黒い感情は消え去り、悩んでいたことはすべてどうでもよくなっていく。大袈裟でなく、川サウナとは「自分を真ん中に戻す旅」といってもいいだろう。もちろん自由と自己責任は常にセットなので、楽しむためには守るべきことや知っておくことは多い。特に自然が相手なので尚更だ。
次回からは、川サウナの魅力はもちろん、川独自のルールや課題、危険についても書いていこうと思う。そして、「本当に気持ちがいい川サウナとはなんぞや?」をテーマに、さまざまな視点で研究をしていく。川好きの、サウナ好きによる、川サウナ好きのための研究の始まり始まり。