第3次サウナブームが到来しています! メディア露出も増え、「行ってよかったサウナランキング」の発表なども目にするようになりました。サウナは今やおじさんのためのものではなくなり、若い男性のほか、サウナ好きな女性も増えています。かく言う私も2年ほど前からサウナにドはまりしており、現在は銭湯サウナの近くに引越し、ほぼ毎日通うほどになりました。(引かないでください)
そんなサウナブームとともに注目され始めているのが、サウナ室の中で蒸気を発生させ、その熱気をお客さんへ送る「アウフギーサー」(熱波師)という存在です。11月7日と8日に日本初となる、熱波師にフィーチャーしたイベント「アウフグースフェス 2021」が開催されました。クラウドファンディングで個人的に応援していたので早速その内容をレポートしていきたいと思います。
■そもそも「サウナの魅力」って、なに?
これを語り始めると、宗教の勧誘のように話が止まらなくなってしまうので、シンプルにいきたいと思います。サウナ→水風呂→休憩を何度か繰り返すと、交感神経が優位な状態から副交感神経が優位な状態へと強制的に導かれます。脳のアドレナリン物質が分泌されることもあり、恍惚としてディープリラックス状態になります。いわゆる「ととのう」という表現のアレです。私個人的には、脳みそが裸になる感覚があります。ストレスとか疲れなど余計なものがそぎ落とされるので、サウナの後は五感が研ぎ澄まされます。ご飯が美味しく、視界の解像度が上がり仕事も捗るし、悩みも減る気がするし、お肌の調子もいい気がするし。いいこと尽くめなのです!
■「アウフギーサー」って、どんなお仕事?
サウナの中に、水をかけてもいいサウナストーンが置かれている場合があります(※)。サウナストーンに水をかけて、蒸気を発生させることを「ロウリュ」と呼びます。蒸気を発生させその暖かい空気をタオルなどを使いお客さんに風を送ることを、ドイツ語が語源の「アウフグース」と呼び、それを行う人のことを「アウフギーサー」もしくは「熱波師」と呼びます。熱い蒸気を浴びることで体感温度が上がり、より汗をかきやすくしてくれます。その後の水風呂と休憩がさらに心地いいものになるため、人気があるサービスです。(※熱源が電気などの場合は、水をかけると故障するため禁止となっている施設も多いです。施設のルールに従ってください)
全国の名だたるサウナ施設には、そこで活躍するアウフギーサーさんがいて、有料イベントなどが開催されています。今回のイベントでは、即予約でいっぱいになるような人気の熱波師さん15名ほどが、日本全国から集結しました。
■気になる「アウフグースフェス 2021」とは
今回のイベントを主催したのは、お笑い芸人であり、横浜のサウナ施設でも働く「箸休めサトシ」さん。この方のSNSでイベントとクラウドファンディングを知り、入場チケット付きのリターンを選択して応援することにしました。