各地で雪解けが進み、新緑が芽吹き始める春先は、ハイキングを始めるのにぴったりな気持ちの良い季節。しかし、じつは山で何を着るのか、レイヤリングが非常に難しい時期でもある。
歩き始めの朝イチは肌寒くても、登り始めると汗が滲むほど暑くなってきたかと思えば、ひとたび稜線に出ると冷たい風に吹かれて汗が冷え切ってしまう。春の山だからと油断をして、ひどく寒い経験をしたことのある方も少なくないだろう。

そんな春山の変わりやすいコンディションに対応するには、ずっと着っぱなしでOKな機能性に優れたマルチなウェアがあると楽ちんだ。その答えが「ソフトシェル」。なかでも、春先におすすめしたい特徴を備えた今年の最新作を紹介しよう。
■ソフトシェルは素材の特徴で選ぶべし

ソフトシェルが誕生したのは、今から25年ほど前に遡る。動きやすく、耐久性に富むストレッチ織り素材で作られたウェアは瞬く間に広がり、以来、世界中でさまざまなバリエーションが作られ続けてきた。
通気性や軽量性を重視した薄手のモデル。耐久性や防風、防寒性を重視した厚手のモデル。動きやすさを重視したストレッチ性の高いモデル。ソフトシェルの特徴は、素材の特徴に大きく左右される。つまり、ソフトシェル選びで迷った時は「素材の特徴が使用目的に合っているか」に注目してみると選びやすい。

ライトキャニオンソフトシェルジャケット(MEN’s)
カラー:ブラック、ペブル、サイプレス 全3色
サイズ:S〜XL
素材:Primeflex®4wayストレッチライトウエイトタフタ(ポリエステル100%)
春先以降に使うならば、薄手で軽量、かつ通気と透湿性に優れた素材を使ったモデルを選ぶといいだろう。そこでおすすめしたいのが、今シーズンにコロンビアから発売されたばかりの「LIGHT CANYON SOFT SHELL JACKET(ライトキャニオンソフトシェルジャケット)」。高いストレッチ性とキックバック性を併せ持つ、高機能なプライムフレックス4wayストレッチ素材を採用しているため、動きやすくノンストレスな着心地に仕上げられているソフトシェルジャケットである。
