■日本で一番早く紅葉が進む大雪山

忠別岳から五色岳、五色ヶ原を望む。ルートは五色岳から右へ進む

 5時40分に忠別岳を通過。高根ヶ原は高山植物の紅葉が見頃だったが、忠別岳から先の五色岳周辺はすでにナナカマドなどの紅葉が色づいていた。日本一早いといわれる大雪山の紅葉。その中でも真っ先に紅葉が始まってくるのがこの五色岳周辺になる。一見緩やかに見えるが、このあたりのアップダウンがジワジワと体力を奪っていく。

化雲平のチングルマの紅葉とトムラウシ山。紅葉のピークだ

 化雲岳からトムラウシ山までの区間は見所が満載だ。化雲平のチングルマの紅葉から始まり、日本庭園、ロックガーデン、北沼と、次々と変化しながら現れる景色に写真撮影ストップが続いてしまう。だが、先はまだ長い。トムラウシ山の頂上到着が8時30分。スタート地点から約35km。距離だけで考えればちょうど中間地点だ。

トムラウシ山から。左奥に見える旭岳からのルートが一望できる

 山頂から眺める旭岳、そしてここから先の三川台、十勝連峰まで見渡せる大展望。至福のひとときだが、感傷に浸っている暇はない。なにせ、この全山縦走の核心部となるのは三川台から先にあるのだ。

【後編に続く】