昨年、2021年に「さっぽろばんけいスキー場」の施設内にオープンしたのが「ban.K Camp Field(以下B.C.F)」。札幌市の中央区、大都市隣接という好立地でありながら、自然の山々に囲まれたアウトドアフィールドで様々な遊びが可能だ。この利便性と“コンパクトにまとまったアクティビティ”は、まさにファミリー向けだ。札幌在住の筆者にとっても近距離のキャンプ場へ、家族を連れて遊びに行ってみた。
■スキー場ならではの施設が整った初心者向けキャンプ場
B.C.Fは、スキー場ゲレンデ下部の緩斜面のパークゴルフ場だった場所を造成し直して利用している。カーサイトは広々とした区画内に車を停めることができるので、荷物の持ち運びの手間がないので快適だ。緩やかな傾斜地を造成した平坦なテント区画となっているので、どの場所からでも見晴らしが良いのが特徴で、開放的で寝心地もよい。
一方、フリーサイトも専用の駐車スペースが近く、荷物の持ち運びに不便はない。大型のファミリー向けテントやタープを張っても有り余るスペースがあるのが嬉しい。スキー場施設内のトイレを使え、外に水場も整備されており、キャンプ初心者にも安心の設備だ。
札幌市の中心部から車で20分の場所で交通の便がよいが、小さな峠を隔てた山間にあるので街の光は届かない静かな場所だ。そしてキャンプだけではなく、様々なアクティビティを楽しめる。
■森の中の空中散歩! ジップラインとツリートレッキング
グリーンシーズンのスキー場営業として様々なアクティビティ施設があるのも魅力だ。なかでも森の中に張り巡られたワイヤーを専用の器具を使って滑走するジップラインとツリートレッキングは人気のアクティビティ。1周で1時間ほどのコースに20のステージがあり、スタッフが常にサポートしてくれるので、子どもでも安心。木々の間をすり抜ける爽快感や、高度感あふれるスリルを存分に味わえる。
■トランポリンやチューブそりのサマー・アクティビティ・パーク
フリースタイルスキーやスノーボードの選手たちもトレーニングに利用するサマー・アクティビティ・パークにも、子どもたちが楽しめる設備がある。ジップラインは安全上の理由で身長120cm以上でなければ利用できないが、小さな子どもにはトランポリンやチューブそりなどがお勧めだ。スノーブラシゲレンデではスキーもできるが、もっとお手軽なチューブそりが人気。