童謡詩人「金子みすゞ」の故郷、山口県長門市仙崎。そこから西に10km程走ったところにある油谷半島(ゆやはんとう)は、日本海に面した棚田の広がる風光明媚なスポット。そんな油谷半島から見える絶景や観光スポットを、数珠つなぎで楽しめるトレッキングコースが「ながとトレイル」だ。

■油谷半島の見どころスポットをつなぐ「ながとトレイル」

 「ながとトレイル」は、全長18.5km、最大標高差345mのトレッキングコース。端から端まで歩くのも良いし、里山コースや波音コースなど気分に合わせたコースを楽しむのもアリ。楽しみ方の自由度が高いのも魅力である。そんな「ながとトレイル」がつなぐ有名スポットを6つ紹介しよう。

ながとトレイルシンカーURL:https://tabirun.wixsite.com/nagatotrail

●妙見山(みょうけんざん)展望公園

妙見山展望公園展望台より沈む夕日と油谷湾(画像提供:ながとトレイルシンカー)
妙見山展望公園展望台より光刺す油谷湾(画像提供:ながとトレイルシンカー)

 「妙見山展望公園」は、トレッキングコースの西端のポイントだ。公園の中心にある標高275mの「妙見山」。前後に日本海と油谷湾が見渡せる360度の展望とダイナミックな風車が人気。車でも訪れることができる。

●雨乞岳(あまごいだけ)

妙見山から雨乞岳に向かう途中の「高頭山(こうがしらやま)」付近岩場(画像提供:ながとトレイルシンカー)
妙見山から雨乞岳に向かう途中の「みのが峠」付近竹林(画像提供:ながとトレイルシンカー)
みのが峠から雨乞岳の杉の道(画像提供:ながとトレイルシンカー)
雨乞岳より油谷湾方面(画像提供:ながとトレイルシンカー)
上空から見た雨乞岳山頂(画像提供:ながとトレイルシンカー)
「ながとトレイル」にある立派な木々(画像提供:ながとトレイルシンカー)

 妙見山展望公園から東へ約2.2km、徒歩1時間ちょっとで到着するのが「山口県百名山」にも選ばれている標高347mの「雨乞岳」。山頂からの眺望は良好である。