■熊野本宮大社

熊野本宮大社拝殿(写真提供:熊野本宮大社)

 全国に4700社以上ある熊野神社の総本宮。熊野三山の首座で、神のエネルギー、魂のエネルギーを現実界に降ろす役割を果たすと言われ、古代この地に神が降臨したと伝えられている。

 聖地、大斎原(おおゆのはら)に社殿が建てられたのは、崇神天皇65年(紀元前33年)。ちなみに、日本サッカー協会のシンボルである八咫烏(やたがらす)は、日本神話に登場するカラスであり、神武天皇を熊野国から大和国への道案内をしたとされている。

 一般的に三本足の姿で知られ、熊野三山のいずれでも像やお守りのモチーフとして使われている。

大斎原(旧社)の大鳥居(写真提供:熊野本宮大社)

 熊野川、音無川、岩田川の中州にあった本宮大社だが、1889年・明治22年の大洪水で、大斎原が大きな被害を受け、明治24年に上四社が現在地へ遷座された。

 本宮大社から大斎原までは、国道を渡り徒歩10分ほど。日本一の大鳥居をくぐり、大斎原へ向う。

伏拝(遠目)で見る大斎原(写真提供:熊野本宮大社)

●熊野本宮大社

住所:和歌山県田辺市本宮町本宮
電話:0735-42-0009
参拝時間:7時~17時

URL:http://www.hongutaisha.jp/