■本殿への道のり
一車線の道路を上り、ようやくたどり着いた駐車場から参道を歩く。筆者が訪れた日も、やや霧がかかっており、早くも異世界への入り口といった神秘的な雰囲気。
途中参道は、やや緩やかな坂道と、険しい階段に分かれている。険しい方の参道を進むと、いつかの大雨被害を受けたであろう木々が倒れたままになって残っている。
●杉の巨木
3万平方メートルの玉置神社境内は、聖域として木々の伐採が禁じられていた。熊野の温暖多雨の気候と土壌にも恵まれ杉の巨木が随所に見られ、1959年には奈良県指定天然記念物にもなった。
夫婦杉以外にも、樹齢3000年と言われる神代杉、境内で一番大きな周囲11m、高さ50mの大杉などがあり、巨木一つひとつに神が宿っているように感じられる。
●玉置神社
住所:奈良県吉野郡十津川村玉置川1
電話:0746-64-0500
時間:8時~16時