世界遺産・屋久島。自然溢れる島の中央には、日本百名山の宮之浦岳がある。屋久島宮之浦岳縦走は、宮之浦岳や縄文杉、『もののけ姫』の舞台となった白谷雲水峡をめぐり、屋久島の魅力を満喫できるコースだ。

■女子ソロ縦走!  筆者が歩いたルート概要

淀川登山口から白谷雲水峡に抜ける2泊3日の縦走路(撮影:おかだあきほ

 今回は、屋久島南部の淀川登山口から入山し、宮之浦岳、縄文杉、白谷雲水峡へ抜けるルートを選択。2泊3日、総距離30kmほどの縦走だ。

 なお、ルート内に永田岳があるが、今回は天候と行動時間を考慮しスルーした。

■1日目:淀川登山口〜淀川小屋

1日目の宿泊地、淀川小屋(撮影:おかだあきほ

 屋久島空港から種子島・屋久島交通の路線バスを利用し、紀元杉バス停で下車。そこから20分歩くと淀川登山口に到着する。登山口で山岳部環境保全協力金の2000円を支払い、1時間歩いた先にある淀川小屋で1泊。

 淀川小屋はによく整備されており、小屋横の水場で綺麗な水が汲める。