■公園は「森林セラピー」の場として注目!

「国見の森セラピーロード」で使用する、ウッドチップが敷かれた足に優しいコース(写真提供:しそう森林王国観光協会) 

 国見の森公園は、近年の予防医学などで注目される「森林セラピー」の認定場所。NPO法人「森林セラピーソサエティ」によると、森林セラピーは「科学的な証拠に裏付けされた森林浴」とされ、国内では2006年から活動が始まった。心と体の健康維持や病気の予防を目指し、全国に60数か所、関西では宍粟市を含む4エリアが認定されている。

国見の森公園の展望台から見下ろす絶景。「ヤッホー」と大きな声を出したくなる(写真提供:しそう森林王国観光協会)

 一般的な森林浴とは違い、医学的根拠を持つセラピープログラムは、呼吸法やヨガ、アロマテラピーやウォーキング、フィットネスなどを組み込んだ内容。山頂の展望台から山や森の景色を眺める体験もメニューの一つだ。

 地面には木を細かく砕いた「ウッドチップ」が敷かれ、柔らかく足にも優しい。山歩きは新しい発見にもつながり、アスファルトの上とは違って、木や葉っぱ、土などをじっくりと観察できるのも新鮮だ。

 また、山登りの定番「ヤッホー」と大きな声を出したり、ベンチに座って身体の筋肉をほぐすなど、リラックスやリフレッシュにつながるメニューも多数。「木のトンネル」や「木漏れ日がさす小道」といったジブリアニメの世界を味わえるスポットも。

 国見の森の森林セラピーは2時間と3時間の2コースがある。料金やプログラムなどの詳細はホームページ(https://shiso.or.jp/therapy/kunimi)を参考にしてもらいたい。