キャンプは意外と忙しく、ドタバタしてしまうことが多い。あらかじめタイムスケジュールを考えておくと安心だ。特にキャンプデビューの人が行き当たりばったりだと大変なことになる。そこで、キャンプビギナーに向けてキャンプ前日から当日のモデルタイムスケジュールを作成(チェックインが13時〜16時、就寝時間22時、アウト11時の場合で想定)。ぜひ、参考にしてほしい。

■キャンプ前日

クーラーボックスは手前に入れておくと買い出した食材が入れやすい(写真:堀田篤史)

 荷物の積み込みは前日にしておいたほうがいい。そのほうが忘れ物を減らすことができることに加え、出発当日に余裕ができるのでおすすめ。

 保冷剤は、前日ではなく、約1週間前から冷凍庫に入れて凍らしておくこと。保冷剤によっては前日に冷凍庫に入れても凍らないものもあるので、注意すること。

■1日目/出発〜買い出し

買い出しにエコバックは必需品(写真:堀田篤史)

 チェックイン(13:00〜16:00)の時間に間に合うように、キャンプ場までの所要時間から、買い出しをする時間を考慮して、出発時間を計算する。キャンプデビューのときは、設営に苦戦するので、チェックイン可能時間になったらすぐチェックインしたほうがいいだろう。この場合は、13時にチェックインしたほうがいい。もし遅くなりそうなら必ず連絡すること。

 買い出しは、家から近いキャンプ場なら近場のスーパーでもいいだろう。しかし、少し遠出して旅行気分を味わいたいなら、地場のスーパーで買い出しをするのがおすすめ。その土地ならではの食材を楽しめるからだ。

■1日目/チェックイン(13時)〜設営

受付の説明はしっかりと聞くこと(写真:堀田篤史)

 キャンプ場に着いたら、まず受付でチェックイン。キャンプ場のルールやゴミの分別方法などの説明があるので、しっかりと聞くこと。支払いも受付時にすることが多い。最近は現金だけでなく、PayPayやスマホなどのキャッシュレス決済も増えている。

テント設営は事前に練習したほうがいい(写真:堀田篤史)

 サイトに到着したら、早速テントの設営開始。初めてのテント設営は思った以上に手こずるし、疲れる。可能なら練習してから本番に望みたい。15時くらいまでに設営を済ませると夕食まで時間があるので、ゆっくりできる。

 風呂やシャワーのあるキャンプ場なら、夕食前に済ませておくほうがいいだろう。時間帯によっては混むので、混雑しない時間にゆっくりと入浴したい。

■1日目/夕食(17時頃)

暗くなると食材が見えなくなるので明るいうちに夕食を済ます(写真:堀田篤史)

 夕食は暗くなる前に済ませたい。日が長くなる夏だと17時頃から食べ始めるといいだろう。食べ終える頃には日が沈み始めているはず。19時あたりから片付けをすると20時にはまったりできる。

■1日目/夕食後(19時頃)〜就寝(22時)

焚き火を見ながらまったりタイム(写真:堀田篤史)

 片付けが終わり、寝る前まではお酒を飲みながら焚き火をしてまったりする。家族だと花火が可能なキャンプ場なら花火をしても楽しいだろう。筆者はこの時間が一番好きでいつも癒されている。

 キャンプ場の就寝時間が決まっているところが多いので、時間を守ること。決して夜遅くまで騒いだり、音楽を流さないこと。焚き火をしていたら火の始末は最後まで必ずやってから寝る。