最近のわたし。

 山梨で行われたヘリの講習会に行きました。今年は6月末の梅雨真っ只中にヘリコプターによる荷揚げを行う予定です。年に1回の機会です。忘れ物厳禁。うっかり禁止。しっかり対策を考えなくては!

 今年も安全第一、アカギヘリコプターさんにお世話なります。

 あと、6月末まで光岳小屋の事前宿泊券を販売中です。詳しくはインスタまで。

■山小屋って、ありがたいな

南アルプスの皆さんに混じってヘリ講習を受けてきました!

 じつは私、光岳小屋を引き継いでおいてなんですが、営業中の光岳小屋に宿泊したことがありません。いつもお世話になるのは、避難小屋として開放している時期だけ。山の仕事をしていると、夏山シーズンに他の山には登れないのです。

 他の山での仕事を終えたある年の秋の終わり、水窪ダムから易老渡まで5日間かけて歩いたことがあります。最後の宿泊地が避難小屋として開放していた光岳小屋でした。

 それまではずっとテントを張って、防寒装備や食事を背負って過ごしていたので、小屋に入ってとても安心したことを覚えています。テントと違って、小屋の中はそんなに寒くもないし、大の字にだってなれるくらい広々。でっかくて深い山の中で過ごしている最中は、建物に入るとこんなにもほっとするのだ。

 山中を歩いている時も、たまに人工物を見ると安心したりするから不思議ですよね。いろいろやらなくたって、そこに雨風を凌げる場所がある。もうそれだけで十分なのかもしれない。ほんとは。

■良い睡眠は、元気の素

ニヤついています。兎岳避難小屋にて

 私が小屋に泊まった時は、自分の寝袋とマットを使って寝たのだけれど、夜中に背中がひやっと寒くて何度か目が覚めてしまった。底冷えである。それもあって、この小屋を引き継ぐとなった時、一番最初に考えたのは寝具のことでした。

 予算は限られているけれど、寝具だけはなんとか良いものにしたい。自分が使うわけではないけれど、私も寝るのが大好きだから。

 寝具を整えることは、質の良い睡眠の確保に繋がる。よく眠れたら、また翌日も元気に歩けるに違いない。登山者の安全を手助けする役割も私の仕事だろう。ちょっとの余裕がないと、登山は辛いばっかりで楽しめないよね。