■ウツボのおいしい食べ方

ウツボのすき焼き。見た目からは想像できないほど味がよい

 ウツボの名産地といえば高知県だが、そこではウツボをすき焼きにして食べる郷土料理が存在する。皮の見た目が気持ち悪いと感じるかもしれないが、味は絶品。筆者はこれが食べたくて、冬は毎週ウツボ釣りに出掛けている。ぜひ試してほしい料理だ。

ウツボのかば焼き。ウナギよりも弾力があり、食べ応え十分

 ウナギやアナゴの料理でお馴染みの「かば焼き」とも相性がよい。ウツボは全身が筋肉質で厚みのある身のため、弾力があり食べ応えは十分だ。

 ウツボを調理する際の注意点は、体のぬめりを落とすこと。ぬめりは臭みの原因で、この行程を怠ると非常に残念な仕上がりとなる。ぬめりは塩で揉むほかに、お酢をかけることで落とすことができる。触ってもぬるぬるしなくなるまで、しっかりぬめりを落とそう。

■まとめ

 釣り人から煙たがられるウツボだが、味は絶品。簡単に釣れるウツボの旬は真冬。ぜひ今のうちに釣って食べてみてほしい。

 浅い場所ではウツボがエサを見つけて泳いでくるのが見えて非常に面白い。2匹以上いるとエサを巡っての争いも見ることができる。視覚でも楽しめる釣りと言える。

 なお、ウツボ釣りをする際には注意点を絶対に守ってほしい。守らなければ大けがにつながるという認識で安全に楽しんでほしい。