これから釣りを始める人の最初の1本として、さまざまな釣りを楽しめる「磯竿」を勧める釣り人も多い。アジやサバを狙うサビキ釣りや小物を狙うちょい投げ釣り、慣れてくれば遠くに仕掛けを投げ入れる遠投釣りも楽しめる。いろいろな釣りを楽しみたい初心者にはもってこいの竿だろう。

 しかし、悩ましいのが価格。磯竿の価格は天井知らずで、10万を超す磯竿も珍しくない。釣りを始めたばかりの人はそこまで高価な竿は不要で、むしろコスパを重視して楽しみたいはず。そこで今回は筆者おすすめの有名メーカーの入門モデルを紹介する。

■「安かろう悪かろう」を覆す有名メーカーの入門モデル

4-450とは、4号(竿の硬さを表す数値)で4.5mの磯竿という意味

 筆者は有名メーカー・シマノの「ホリデー イソ  4-450PTS」を愛用している。値段は1万円程度。もちろんシマノのなかでは、一番安い磯竿だ。しかし、安いからといってすぐ壊れたり、使いにくいといったことはまったくない。筆者自身、この竿で何年も釣りをし、いろいろな魚を釣ってきている。自信を持っておすすめできる竿だ。

■リールも入門モデルを使用

シマノの「アクティブキャスト  1050」は大きな魚にも負けないパワーを持ちながらなめらかな巻き心地

 竿同様、リールも高価な品が多い。筆者が釣りを始めたばかりの頃、できるだけ安く本格的に釣りを楽しむためにいろいろと調べた結果、リールも入門モデルを購入した。シマノの「アクティブキャスト  1050」だ。値段は8000円ほど。結果、竿とリールを合わせても2万円程度となった。趣味の初期投資としては若干高く感じるかもしれないが、何年も使用できることを考えたら安い買い物だろう。

 いくら使いやすいと聞いても、それだけではイメージが湧かないと思う。今回紹介した竿とリールを使用して、実際に2月の夜に釣りを行ってみた。