■カットの違いごとに焼き上がりを比べてみよう

A:千切りバージョン

 まず、Aの千切りバージョン。他の2つに比べてじゃがいもからの水分の流出が少ないためか、表面は一番カリッとした焼き上がりで、美味しそうな焼き目もつきました。食べた際に、一番じゃがいもの食感を感じられます。しっかりくっついているので、手で持って食べられます。

B:粗みじん切りバージョン

 次に、Bの粗みじん切りバージョン。見た目も食感も市販のハッシュドポテトに一番近いです!  焼き上がる直前にオリーブオイルを追加すると表面がカリカリ食感になり、より市販の味に近づきます。じゃがいもが細いため、焼く時にホットサンドメーカーにくっつきやすかったです。食べ進めるとややポロポロしてきます。お皿に盛って、フォークとナイフで食べるのがおすすめです。

C:ピーラーでスライスバージョン

 最後にCのピーラーでスライスしたバージョン。何層にも重なったじゃがいもの断面が美しい!  のでカットして食べるのがおすすめ。全体的にしっとりした食感で、ハッシュドポテトの印象には遠いけれど、ピーラーを使うので子供にも手伝ってもらえるし、手軽に作れるのは嬉しいポイントです。千切りと同様にしっかりくっついているので、手で持って食べられます。

焼き上がりと断面の違い(A:千切り、B:粗みじん切り、C:ピーラー)

 今回試したカット方法は3種類ともそれぞれの良さがあるので、気になったものをぜひ試してみてください!

 私たちは、Bの粗みじん切りが、みんなが知っているハッシュドポテトの見た目と味に近く、場が盛り上がりそうだなと感じました。ただし、じゃがいもを切る手間は一番かかるので、100円ショップで売っているミニチョッパーなどを活用するとより手軽に作れますよ!

 朝食やおやつ代わりとしてそのまま食べるのはもちろん、お肉の付け合わせや、ハンバーガーやサンドイッチと一緒に食べるのもおすすめです。アレンジとして刻んだパセリやベーコン、粉チーズ、カレー粉を混ぜ込んでも美味しいです。