毎年、年明け一番に登りたくなる山が「金時山」だ。正月の箱根駅伝の熱狂冷めやらぬ中、箱根登山バスで駅伝コースを通って登山口へ。山頂では、富士山から箱根山一帯・芦ノ湖の大パノラマにぐるりと囲まれながら、山頂茶屋名物「なめこ汁」をいただくのが最高に癒やされる瞬間なのだ。

 金時山は、箱根随一の絶景を望む展望地として、また金太郎伝説が残る山として、連日多くの人が訪れる人気の山だ。

 今回は、金時山ファンである筆者が、初心者でも楽しめる金時山登山の魅力をレポートする。

■箱根随一の人気を誇る「金時山」登山の魅力

金時山山頂へ続く登山道

 金時山には、さまざまな登山コースがあるが、金時登山口〜金時山山頂〜乙女峠〜乙女口の登山コースは、コースタイム目安で約3時間と初級向け。歩くたびに景色の変化も楽しめるおすすめ登山コースだ。

 金時登山口近く(乙女口も同様)までは、新宿から高速バスや、小田急線小田原駅から箱根登山バスが出ていて、都内からアクセスの良さは抜群だ。