■中央アルプスに位置する「越百山」

中央アルプス縦走の終点地として人気の高い「越百山」(写真:アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?)

 長野県に位置する越百山は、北は南駒ヶ岳・南は奥念丈岳(おくねんじょうだけ)へと続く中央アルプスの木曽山脈の主稜線上に鎮座している。越百山を越えるとその先はヤブ山になってしまうので、中央アルプスの終着地として選ばれることも多い。

 越百山の読み方は「こすもやま」。何とも宇宙っぽさを感じる名前だが、宇宙とは何も関係がない。先述の通り中央アルプスに位置する越百山は、南駒ヶ岳・駒ヶ岳・空木(うつぎだけ)をはじめとする2500m越えの山々に囲まれている。越百山にたどり着くには百の峰を越える必要があるため、「越百山(こすもやま)」という名がついたと言われている。

 越百山の標高は2613m。2500m越える山々を縦走する必要もあるため、初心者にはハードルが高い山だと言える。2000mを経験した夏の時期にトライしてみるのがおすすめだ。

・越百山の基本情報
標高:2614m
住所:長野県木曽郡大桑村
駐車場:あり

【地図】越百山周辺

 

 今回は、特に読み方が独特な3つの難読山を紹介した。一尺八寸山は低山で初心者にも比較的登りやすいため、積雪の日を避けてチャレンジしてみるのも良いだろう。