信州・蓼科エリアは、八ヶ岳の玄関口として有名な観光地だ。
自然豊かな蓼科には森に囲まれた美しい湖がいくつもある。大自然に抱かれた湖は、どの場所も思わず写真に収めたくなる美しさだ。
そこで今回は、登山やキャンプのついでにぜひ立ち寄りたい「水絶景」ポイントを、全国的に有名な場所から穴場まで紹介したい。
■蓼科湖
中央道・諏訪ICから30分、ビーナスライン沿いにあるため池、蓼科湖(たてしなこ)。
「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」が隣接し、広い駐車場とトイレが完備されている。売店、旅館、温泉ロッジ、キャンプ場、無料の彫刻美術館などさまざまな施設が建ち並び、蓼科エリアの一大観光地となっている。
足こぎボートやゴーカートもあり、子どもも大人も楽しめる場所だ。地元のおいしい食事やスイーツを味わいながら美しい景色をゆっくりと堪能しよう。
■御射鹿池
山肌を曲がりくねる急な坂道を登っていくと、道路沿いに突如現れる絶景「御射鹿池(みしゃかいけ)」。
専用駐車場とトイレが設置されている。森の静寂に包まれた鏡のような池は幻想的な雰囲気だ。澄みきった水面に、水際まで迫る森の木々が鮮やかに映し出される景色は息をのむ美しさで、全国的にも有名なフォトスポットになっている。
また、緑の森が水面に映し出された池の畔を白馬が駆けている東山魁夷画伯の名画「緑響く」のモデルにもなっている。
新緑、紅葉、雪景色と、どの季節をとっても現実離れした美しさの「御射鹿池」には一年を通して多くの観光客やカメラマンが訪れ、CMの撮影なども頻繁に行われている。一度は見ておきたい絶景スポットだ。