「フリーライドスタイル」は、設定角度が前18〜27°、後3〜12°で、両足のつま先が進行方向を向いてるのが特徴的である。そのため、骨盤も進行方向を向きやすく体を倒しやすいため、カービングがとてもやりやすい。

滑走性重視に向きのフリーライドスタイル(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 「ダックスタンス」は、設定角度は前9〜15°、後0〜−12°といったつま先が両外側に向いているスタイル。グラトリ、ラントリといったライディングしながら回転技を決めるのに適している設定であり、オーリーやノーリーといったプレス系のトリックでボードを踏み込みやすく、スイッチして滑り出すこともできる今流行りの設定である。

トリック系重視におすすめのダックスタンス(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

■自分が目指すスタイルに合わせて板を選ぶ

自分に合った板や設定で、仲間と最高の思い出を作ろう!(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 実際に滑った時に、膝や腰に痛みが出る場合は、この設定や角度を微調整するとよい。最初から決まった角度はなく、滑る中で適性を見つけていくのもスノーボードの醍醐味だ。まずは色々と挑戦し、試行錯誤してみて欲しい。

 そして、板を購入する際に一番大切なことは、自分がどのような滑り方をしたいか明確にし、自分の身体に合った板を選ぶこと。

 今回は、板の長さ選びのポイント、スタンス幅、ビンディング角度の設定の目安などを紹介した。これから板やビンディングを揃えようと考えている人、また改めて購入しようと考えている方の一助となれば幸いである。