■ビンディング角度の設定

 ビンディグ角度の設定だが、滑るスタイルによって大きく異なってくる。初心者の方は、カービングができる様になるまで、前15〜18°、後ろ0〜−6°の設定だと感覚が掴みやすいとされている。

 滑るスタイルは、左足が前の状態で滑る「レギュラー」と右足を前にして滑る「グーフィー」の2種類に分かれる。全体の割合的には圧倒的に「レギュラー」の方が多い。これはスノーボードは、利き足を後ろに設定する方が滑りやすいためだ。利き足の簡単な判断方法は、「ボールを蹴る」「地面に文字を書く」場合に、やりやすい方が利き足となる。今回は、利き足が後ろであるレギュラーを想定し解説していく。

角度について大まかに分類すると、3種類ほどになる。

1.メインスタンスで安定しやすい「オールマイティスタイル」
2.高速でカービング、フリーラン向け「フリーライドスタイル」
3.どっちの足が前でも滑りやすい「ダックスタンス」

 「オールマイティスタイル」は、前述の通り、設定角度が前15〜18°、後ろ0〜−6で、レンタルボードはこの設定にしてあることが多い。メインスタンスで安定しやすく、いち早くカービングができる様になりたい方は、まずこの設定を推奨する。

安定しやすい、オールマイティスタイル(撮影:ブラボーマウンテン編集部)